2026年7月27日富山県内の高岡厚生センター管内で、マダニが媒介するウイルス感染症「重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome :SFTS)」にイヌが感染した事例が確認されました(県内3例目)。
SFTSはイヌやネコなどの動物も発症・重症化するだけでなく、感染した動物の体液や血液などを介して人へ感染し、人が感染した場合の致死率は1〜3割程度と非常に高い危険性を伴います。
愛犬の命を守り、そして私たち人間自身への感染を防ぐためにも、最新の知見に基づいた以下の注意喚起と対策を心がけて下さい。
1. 愛犬をマダニから守るための徹底対策
◎動物病院での確実な予防薬の投与
マダニ対策の基本は、動物病院で処方されるノミ・マダニ駆除薬(スポットタイプやチュアブルタイプなど)の定期的な投与です。
マダニは暖かい時期だけでなく、環境や種類によっては活動的になるため、継続的な予防が愛犬の命を守ります。
・お散歩コースの工夫と草むらへの接近回避
草むらや藪の中にはマダニが多く潜んでいますのでお散歩の際は、できるだけこうした場所への立ち入りを避けましょう。
・帰宅後の全身チェックとブラッシング
お散歩から帰ったら、被毛の中にマダニがついていないかを必ず確認してください。
耳の裏、首回り、脇の下、足の付け根、指の間などは特にマダニがつきやすいポイントです。
2. もし愛犬の体にマダニを見つけたら?
◎絶対に無理に自分で引き抜かない
皮膚に食い込んだマダニを無理に取ろうとすると、口の部分が皮膚に残って炎症を起こしたり、潰してしまった際にウイルスが逆流・飛散する危険性がありますから発見した場合は、そのままの状態で速やかに動物病院を受診してください。
3. 人(飼い主)への感染を防ぐための注意点
◎過度な接触を控え、体調変化に注意
愛犬に「食欲がない」「元気がない」「発熱している」などの異変が見られた場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。
◎看病時の衛生管理
万が一、SFTSなどの感染が疑われる動物をケアする際は、ウイルスを含む体液や血液に直接触れないよう、手袋を着用するなど十分な注意が必要で、口移しでエサをあげたり、過剰な密着をするなどの行為は避けましょう。
◎人間の防護対策
草むらに入る際は長袖・長ズボンを着用し、肌の露出を少なくして自分自身もマダニに咬まれないよう対策を徹底しましょう。
愛犬の健康管理と確実なマダニ予防は、愛犬自身の命を守るだけでなく、ご家族(人間)の安全を守ることに直結しますから日頃からのこまめなチェックと万全の予防を心がけましょう。
【参考資料】
