WHOの言うことは信用できるのか?」——新型コロナ禍を経験した皆さまが抱くこの疑念は、医学的に見ても極めて正当な反応です。
しかし、今回の「一般市民へのリスクは低い」という声明には、彼らの政治的意図とは別に、ウイルスの生物学的な限界に基づいた根拠があります。
◎新型コロナとの「広がり方」の違い:
1.空気感染の範囲: コロナは数メートル先まで漂いますが、ハンタウイルスは「至近距離の濃密な飛沫」に限定されます。
2.無症状者が動き回れない: コロナの恐ろしさは「元気な無症状者」が広めることでした。一方、ハンタウイルス(HPS)は発症すると即座に重症化し、寝込んでしまうため、物理的に街中で感染を広めることが困難です。
WHOが冷静なのは、彼らが誠実になったからではなく、ハンタウイルスが「パンデミックになりにくい性質」を持っていることを知っているからです。
私たちは、彼らの言葉を「鵜呑み」にするのではなく、その裏にある科学的データを「活用」すべきなのです。
乗船者の中から感染者が報告されていますが、この点については後日『番外編』で医学的及び疫学的に分析していきたいと思います。
続く
