2023年も梅毒は依然として大流行しています。
これに鑑み『梅毒速報』を今後掲載していきますので、よろしくお願いいたします。
第一回目として2023年9月24日時点での梅毒患者患者の現状についてお知らせいたします。
【2023年9月24日時点での梅毒患者】
累計で10957人となっています。
以前大流行が続き、このまま行けば2022年の患者数を上回ります。
【追跡可能な患者163人の梅毒の病期】
早期顕症I期75人
早期顕症II期54人
晩期顕症2人
無症候32人
梅毒トレポネーマに感染しても典型的な症状の出ない無症候梅毒が、32人/163人(19.6%)存在していることは、梅毒トレポネーマに感染したことに気づかずに次々と感染者を広げる大きな要因となっています。
【梅毒患者の多い都道府県10位】
1.東京都 2684人
2.大阪府 1489人
3.愛知県 628人
4.福岡県 652人
5.北海道 519人
6.神奈川県 496人
7.兵庫県 351人
8.千葉県 334人
9.埼玉県 332人
10.広島県 314人
いずれも大都市に多く見られますが、地方都市においても患者数は増加しています。
【まとめ】
梅毒トレポネーマに感染しても、典型的な症状を表さない無症候梅毒が多いことから、危険な行為をしてしまったときには必ず適切な時期に梅毒検査を受けてください。