全国の保健所や医療機関などでHIVへの感染が確認された人は速報値で870人でした。
前の年より187人、率にして18%減少していて、過去20年で最も少なくなりました。
この減少は本当に減少しているのか、それとも新型コロナウイルス流行に伴う検査を受ける人の減少による減少なのかは分かっていません。
現在梅毒の大流行が続いていることからしても、HIV感染者数は本当に減少しているとは言い切れません。
また、2022年1年間に"いきなりエイズ"の数がおよそ30%も存在していました。
このことはHIVに感染するような危険な行為をして、検査を受けずに放置して体調が悪くなった時までHIV検査を受けない人が多いということになります。
当然のことながらHIV感染が判明したときにはすでにエイズを発症してしまっていたということになります。
HIVに感染するような行為をしてしまったときには、必ず適切な時期に検査を受けて"いきなりエイズ"だけは防ぐことです。
早期に発見して早期に治療することによりエイズの発症は抑えることが可能となっています。
一度エイズを発症してしまうと治療の効果が悪くなってしまいます。