FTA-abs検査は、IgG型のTP抗体を検出する検査法ですが、IgM-FTA-abs検査はIgM型のTP抗体を検出するための検査法です。
梅毒に感染した初期には、IgM抗体が先に出来て、その後IgG抗体が出来ます。
このIgM抗体は、梅毒に感染後1週間程度で身体中にできることから、IgM-FTA-abs検査は梅毒に感染後1週間で受ければ信頼出来る結果が得られます。
そのことからして、早く感染の診断を下したい時に利用される検査法です。
梅毒感染後早く陽性となる順番は、以下のとおりとなります。
1.IgM-FTA-abs検査
感染後1週間
2.FTA-abs検査
感染後3週間
3.STS検査(ガラス板法、RPR検査)
感染後4週間
4.TPHA検査
感染後5~6週間