身体の中に炎症の有無を調べる検査です。
今回はその中のひとつのCRP検査(C反応性蛋白)について解説します。
CRPとは、「C-リアクティブ・プロテイン」の略で、炎症や組織細胞の破壊が起こると血清中に増加するタンパク質の一種です。
肺炎血球(ストレプトコッカスニューモニエ)が持っているC多糖体に反応するため、C反応性タンパクと名づけられました。
体内で炎症反応が起こり、組織が破壊されると血液中のC反応性蛋白が増え、炎症が収まると正常値に戻る性質を持っています。
CRP検査では、単に体内で炎症が起こっていることしか分からず、その炎症の程度が重大かそうでないかということは分かりません。
「HIVに感染すると身体の中に炎症が起きることから、CRPでHIVに感染の判断はできるか?」と言う質問をよく受けますが、CRPは単に身体の中で炎症があることしか分からず、その炎症の原因を特定できないことから、HIVの感染の判断指標にはなりません。
【CRPの基準値】
定 性
(-) :陰性
(±) :偽陽性
(1+) :弱陽性
(2+) :陽性
(3+) :強陽性
定 量
基準値:0~0.3mg/dl
基準値外
軽度 :(0.3~1mg/dl)
中程度 :(1~10mg/dl)
重度 :(10mg/dl~)
※定量値の値は、検査に使用する機器によって若干異なります※
陽性反応が強い場合は、結核などの細菌感染症、膠原病、リウマチ熱、心筋梗塞、肝硬変、敗血症、悪性腫瘍などが疑われます。
弱陽性の場合は、ウイルス性疾患、急性肝炎、脳炎、内分泌疾患などの疑いがあります。
今回はその中のひとつのCRP検査(C反応性蛋白)について解説します。
CRPとは、「C-リアクティブ・プロテイン」の略で、炎症や組織細胞の破壊が起こると血清中に増加するタンパク質の一種です。
肺炎血球(ストレプトコッカスニューモニエ)が持っているC多糖体に反応するため、C反応性タンパクと名づけられました。
体内で炎症反応が起こり、組織が破壊されると血液中のC反応性蛋白が増え、炎症が収まると正常値に戻る性質を持っています。
CRP検査では、単に体内で炎症が起こっていることしか分からず、その炎症の程度が重大かそうでないかということは分かりません。
「HIVに感染すると身体の中に炎症が起きることから、CRPでHIVに感染の判断はできるか?」と言う質問をよく受けますが、CRPは単に身体の中で炎症があることしか分からず、その炎症の原因を特定できないことから、HIVの感染の判断指標にはなりません。
【CRPの基準値】
定 性
(-) :陰性
(±) :偽陽性
(1+) :弱陽性
(2+) :陽性
(3+) :強陽性
定 量
基準値:0~0.3mg/dl
基準値外
軽度 :(0.3~1mg/dl)
中程度 :(1~10mg/dl)
重度 :(10mg/dl~)
※定量値の値は、検査に使用する機器によって若干異なります※
陽性反応が強い場合は、結核などの細菌感染症、膠原病、リウマチ熱、心筋梗塞、肝硬変、敗血症、悪性腫瘍などが疑われます。
弱陽性の場合は、ウイルス性疾患、急性肝炎、脳炎、内分泌疾患などの疑いがあります。