2022年新規梅毒患者数が年間10000人を超えるペースで増加していますが、この影に隠れてHIV感染者の増加が危惧されています。
梅毒トレポネーマに感染している人は、HIV感染リスクが非常に高いということをよく知っておいてください。
新型コロナウイルス感染症の流行でHIV検査をする人が減っており、知らぬ間に感染が拡大している可能性が指摘されています。
HIVに感染すると梅毒トレポネーマに感染するリスクは高くなり、逆に梅毒トレポネーマに感染するとHIVに感染するリスクは増していきます。
これは梅毒だけに限らずクラミジアなどの他の性感染症に感染している人も粘膜の防御力が落ちており、HIVに感染するリスクは高くなります。
梅毒トレポネーマやHIVに感染するリスクのある行為をしてしまったときには、必ず適切な時期にHIVや梅毒検査を受けることです。
早期発見・早期治療によって梅毒は早く完治します。
HIV感染は早く知り早く治療すれば、95%以上は発症を抑えられ、他人への感染を防げるようになっています。
検査を先延ばしして『いきなりエイズ』を告げられることは避けなければなりません。