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2020年11月29日日曜日

検査に対する疑問点-2.真陰性と偽陰性-

 【真陰性とは】

ある種の感染症検査で、感染していなくて陰性となる事を言います。

【偽陰性とは】

ある種の感染症検査で、感染しているにも関わらず検査が陰性となる事を言います。

真陰性は、感染していないので陰性となって当然で、確認検査や追加検査を実施する必要はありません。

しかし、偽陰性の場合は再度検査をする必要があります。

【偽陰性の起こる原因】

1)検査が正しく行われなかった場合。

2)検体の採取と取り扱い、保存の不備

3)検査が陽性となる時期の前に検査を受けた場合

検体中の抗体やウイルスの量が少なく検出できずに検査が陰性となる。

【偽陰性を回避するには】

1)検査を指示書通り正しく実施する。

2)それぞれの検査に適した採血方法で採血する。

3)それぞれの検査に適した最適な時期に検査を受ける。

※1)、2)は医療機関側の問題ですから、検査を受けるものとしては正しく実施してもらうしか対応はありません※

※3)については検査を受ける時期を正しく認識して検査を受ける必要があります、これは検査を受ける側の認識にかかってきます※