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2024年1月7日日曜日

新型コロナウイルスのオミクロン変異株JN.1

現在、海外で「JN.1」という新型コロナの変異ウイルスが猛威をふるっており、今年最多の感染者数を記録している国も見受けられます。


現在、JN.1の変異株が12か国で発生しています。


オミクロン HV.1 および JN.1 は、一部の人に舌に症状を引き起こす可能性があり、これは新型コロナウイルス舌と呼ばれます。


新型コロナウイルスはこれまで、アルファ株、デルタ株、オミクロン株などが流行してきました。


国内で現在流行しているのは、オミクロン株から派生したEG.5.1系統(通称エリス)です。


現在医療従事者が懸念しているのは、海外で流行している「JN.1」という変異ウイルスです。これは、BA.2.86(通称ピロラ)の子孫にあたります。


アメリカでは現在1週間で約20万人の感染者数が報告されており、入院患者数もじわじわ増えている状況です。今後、JN.1が急速に拡大すると予想されています


先行してJN.1が増えているのは、ヨーロッパです。フランスやイタリアでは、JN.1が優勢になった直後から入院患者数が急増しています。


JN.1は、感染性や免疫逃避能がこれまでの変異ウイルスよりも高いことが分かっています。


「免疫逃避」というのは、過去に感染して成立した免疫や、ワクチンによって獲得できる免疫が弱まるということです。


現在接種されているXBB.1.5対応ワクチンはエリスとピロラのいずれにも有効とされていますが、JN.1については効果が減弱する可能性があります。


【参考資料】

バリアントプロポーション バリアント比率の監視


CDCは、JN.1が米国で大きな波及を引き起こす可能性があるか、例年のようなコロナの大流行を引き起こすかどうかはまだわかりませんが、新しいコロナウイルス感染症とJN.1に密接に注目しています。


現在、多くの国々では、JN.1の感染後により重篤な症状が生じるという証拠はありません。


【参考資料】


『新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株 BA.2.86系統について 第2報』


2023年12月18日、中国では、新型コロナウイルス・オミクロン変異JN.1型がハイスピードで蔓延していますが、この新しいJN.1型は、8月25日確認されていました。


従来のウィルスに比べて感染スピードが30%程度早いと見られており、ヨーロッパやアメリカでも増えている。


中国では、医療崩壊も起きており、死者数も多く火葬場が順番待ちの状況になっている状況で、肺炎、高熱、強い倦怠感、咳が止まらないなど気管支疾患で苦しむ患者が数多く見られています。


【参考資料】


【都道府県別】人口あたりの新型コロナウイルス感染者数の推定値