国立感染症研究所が、国際的なデータベースに登録したウイルスの遺伝情報を慶応大の研究チームが解析した結果、2020年8月と12月に採取された新型コロナウイルス2個の突起先端部に「E484K」と呼ばれる変異があったことを確認しました。
この変異株は日本国内で変異したと考えられていますが、現在流行しているこの変異株は海外から流入したのとは別に、国内で以前から広まっていたウイルスにE484K変異が入った可能性が高いと判断されています。
E484Kは、これまでの感染で体内にできた抗体やワクチンの効果を低下させると懸念されています。
この変異株が国内からも発生したとすれば、今後も同様の変異ウイルスが生まれる可能性があることから懸念されています。
新型コロナウイルスの変異は今後も起こり、これから使用するワクチンの効果が悪くなる可能性があることからして、変異したウイルスの早期発見と早期対策が叫ばれています。