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2018年7月15日日曜日

消毒・殺菌・滅菌・除菌について-1.消毒-

日常生活で消毒・殺菌・滅菌・除菌・抗菌などの言葉をよく耳にされると思いますが、それぞれどのようなことなのかはっきりと理解しづらいのが現実でしょう。

今回これらについてわかりやすく解説して行きます。

初回は消毒についてです。

消毒とは、生存する微生物の数を減らすために用いられる処置法で、必ずしも微生物をすべて殺滅したり除去するものではありません。

要するに消毒とは、人体に有害な病原性を持つ微生物を除去・無害化することです。

消毒はあまり明確な概念ではなく、被消毒物の用途や消毒の対象となる微生物の種類など、消毒の目的により必要とされる消毒が異なります。

人体に有害な病原性を持つ病原性微生物を、死滅または除去させ、害のない程度まで減らしたり、あるいは感染力を失わせるなどして、毒性を無力化させることをいいます。

消毒も殺菌も、"薬事法"の用語で、一般に消毒殺菌という言い方をする場合がありますが、消毒の手段として殺菌が行なわれることもあります。

人体に有害な病原性を持つ病原性微生物の病原性をなくする方法としては殺菌以外にもありますから、滅菌とも殺菌とも違うという意味で使い分けがされています。

【薬事法とは】

正式名称は「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」と言います。

従来「薬事法」と呼ばれていた法律が、平成25年11月に改正さ、この際の大きな改正点は、再生医療に関する再生医療等製品の規定が新設された点です。

【消毒方法】

手や指などはアルコール・石鹸・ヨウ素・過酸化水素(オキシドール)・塩素で消毒します。

医療機器などは煮沸したり加熱したりして消毒します。