IgG型抗体は、IgM型抗体にやや遅れて1~4週後に陽性化しますが、その後も長期間陽性のままとなります。
IgG-HA抗体を測定する理由としては、過去にHAVに感染したかどうかを調べることにあります。
【基準値】
単位:Cut off index
測定方法:EIA法
陰性 0.8未満
判定保留 0.8~1.2未満
陽性 1.2以上
※測定に使用する機種によっては、数値が若干異なる場合があります※
【検査結果の解釈】
陰性 過去にも現在もHAVに感染していない。
陽性 過去にHAVに感染し、現時点では治癒したと判断でき、再度HAVに感染することはありません。
A型肝炎の感染予防にはA型肝炎ワクチンがありますが、IgG型抗体が陽性の場合には、ワクチンの接種は必要ありません。