内外の多くの研究者により、HLAとある種の疾患に関係があることが明らかにされています。
自分自身のHLAを知ることによって、どのような疾患にどの程度かかりやすいかがわかることがあります。
例を上げますと、
・糖尿病に他人より4倍発症しやすい(B54、DQB1*04:01、DRB1*04:05)
・腫瘍性大腸炎を4倍発症しやすい(DRB1*09:01、DR2、B52など)
・ベーチェット病(Behcet病)に9.3倍発症しやすい(B51)などがあります。
しかしマーカーとなるHLAを保有していても必ずその疾患を引き起こすわけではありません。
自分自身のHLAを知ることによって、日頃から体調に気を配り検診回数を増やすなどの自己管理で病気を防ぐことができるので、自分自身のHLAを知ることは意味があります。