A型肝炎検査は、血液中のHAVに対する抗体を調べます。
血液を採取して、血液中にHA抗体(A型肝炎ウイルスに対する抗体)が存在しているかを調べます。
HAVに感染したA型肝炎患者の血液中には、発症の初期にはIgM-HA抗体が出現し、約3~6カ月後には消失します。
一方、IgG-HA抗体は、IgM-HA抗体にやや遅れて1~4週後に血液中に出現しますが、その後も長期間陽性を持続します。
HA抗体検査は、
①IgM-HA抗体検査
②IgG-HA抗体検査
の2種類の検査があります。
これら検査についての意義・検査結果の解釈等は、次回解説致します。