梅毒は2015年ごろまではMen who have Sex with Men(MSM)、つまり同性間で性交渉をする男性患者が多くを占めていましたが現在は患者の3分の1は女性が占めています。
女性の梅毒患者は20歳代が圧倒的に多い一方、男性は若年~中高年層に多いのが特徴です。
国立感染症研究所の報告では、2022年の梅毒感染者の内訳としては、「性風俗産業を利用した男性」または「性風俗産業に従事している女性」が約40%を占めています。
また30%は感染源が「不明」であることを考慮すると、過半数は性風俗店で梅毒に感染したと推測されています。
現在の梅毒の大流行の原因としては、出会い系サイトやマッチングアプリを使って知り合った不特定多数との性交渉と推測されていますが、その根拠ははっきりしていません。
いずれにしても梅毒の大流行は続いていますので、各自が正しい予防対策を取ることが望まれています。