(2)PA法
【PA法とは】
PA法というHIV検査のは日本の富士レビオが開発した検査法です。
PA法とはゼラチン粒子凝集法のことで、Particle Agglutinationの頭文字のPAを取って命名されています。
【測定原理】
ゼラチンを粒型化した人工担体にリコンビナントHIV抗原(HIV-1/gp41、HIV-1/p24、HIV-2/gp36)を吸着させたもので、この感作粒子が検体中の抗HIV-1抗体または抗HIV-2抗体と反応し、凝集することを応用した粒子凝集反応試薬です。
HIVの抗原を吸着させたゼラチン粒子に血清を加えて一定時間静置して、ゼラチン粒子の凝集の有無を肉眼で判定します。
【検査方法】
マイクロプレートで血清を4倍・8倍・16倍と希釈し、8倍の所に未感作粒子(ゼラチン粒子のみでHIV抗原は吸着させていない)を、16倍の所に感作粒子(HIV抗原を吸着させたゼラチン粒子)を滴下してよく混和し、2時間静置します。
【測定結果の判定法】
血清中にHIV抗体が存在しなければ、ゼラチン粒子は一点に集中しますが、HIV抗体が存在すればゼラチン粒子は円形に広がります。
【反応像の読み】
(-):ゼラチン粒子がボタン状に集まり、外周縁が均等でなめらかな円形を示す。
(±):ゼラチン粒子が小さなリングを形成し、外周縁が均等でなめらかなもの。
(+):ゼラチン粒子リングが明らかに大きく、その外周縁が不均等で荒く、周辺に凝集の見られる。
(++)凝集が均一に起こり、凝集粒子が底全体に膜状に広がっているもの。
【判定基準】
陽性:未感作粒子に凝集なしで感作粒子に(+)~(++)の凝集が見られる。
陰性:未感作粒子と感作粒子共に凝集が見られない。
判定保留:未感作粒子に凝集なしで感作粒子に(±)の凝集が見られる。
この場合は再度検査を実施し直す。
再検査:未感作粒子と感作粒子共に(±)以上の凝集が見られる。
この場合は再度検査を実施し直す。
【判定の解釈】
陽性の場合は、HIV-1とHIV-2の何れの抗体が存在するかの判断はできません。
確認試験でHIV-1とHIV-2の何れの抗体があるかを検査し直します。
【偽陽性反応の出現率】
およそ0.3%と低いのが特徴です。
【検査の信頼性】
不安な行為から12週以降に受けて陽性となれば、HIVに感染している可能性が極めて高いです。
※陽性の場合は、必ず確認試験で本当の陽性か否かを調べる必要があります※
【PA法とは】
PA法というHIV検査のは日本の富士レビオが開発した検査法です。
PA法とはゼラチン粒子凝集法のことで、Particle Agglutinationの頭文字のPAを取って命名されています。
【測定原理】
ゼラチンを粒型化した人工担体にリコンビナントHIV抗原(HIV-1/gp41、HIV-1/p24、HIV-2/gp36)を吸着させたもので、この感作粒子が検体中の抗HIV-1抗体または抗HIV-2抗体と反応し、凝集することを応用した粒子凝集反応試薬です。
HIVの抗原を吸着させたゼラチン粒子に血清を加えて一定時間静置して、ゼラチン粒子の凝集の有無を肉眼で判定します。
【検査方法】
マイクロプレートで血清を4倍・8倍・16倍と希釈し、8倍の所に未感作粒子(ゼラチン粒子のみでHIV抗原は吸着させていない)を、16倍の所に感作粒子(HIV抗原を吸着させたゼラチン粒子)を滴下してよく混和し、2時間静置します。
【測定結果の判定法】
血清中にHIV抗体が存在しなければ、ゼラチン粒子は一点に集中しますが、HIV抗体が存在すればゼラチン粒子は円形に広がります。
【反応像の読み】
(-):ゼラチン粒子がボタン状に集まり、外周縁が均等でなめらかな円形を示す。
(±):ゼラチン粒子が小さなリングを形成し、外周縁が均等でなめらかなもの。
(+):ゼラチン粒子リングが明らかに大きく、その外周縁が不均等で荒く、周辺に凝集の見られる。
(++)凝集が均一に起こり、凝集粒子が底全体に膜状に広がっているもの。
【判定基準】
陽性:未感作粒子に凝集なしで感作粒子に(+)~(++)の凝集が見られる。
陰性:未感作粒子と感作粒子共に凝集が見られない。
判定保留:未感作粒子に凝集なしで感作粒子に(±)の凝集が見られる。
この場合は再度検査を実施し直す。
再検査:未感作粒子と感作粒子共に(±)以上の凝集が見られる。
この場合は再度検査を実施し直す。
【判定の解釈】
陽性の場合は、HIV-1とHIV-2の何れの抗体が存在するかの判断はできません。
確認試験でHIV-1とHIV-2の何れの抗体があるかを検査し直します。
【偽陽性反応の出現率】
およそ0.3%と低いのが特徴です。
【検査の信頼性】
不安な行為から12週以降に受けて陽性となれば、HIVに感染している可能性が極めて高いです。
※陽性の場合は、必ず確認試験で本当の陽性か否かを調べる必要があります※