尿比重とは、尿の中の水分と水分以外の物質の割合を算出したものです。
尿には水分以外に、体内活動の結果として含まれる老廃物(尿素や窒素、ナトリウム、クロールなど)が含まれています。
その結果、尿の比重は水よりもやや高く、健康時には1.010~1.030の範囲で変動しています。
尿比重値の変化によって、腎臓の病気を推定することができます。
尿の比重値は、健康な人でも水分摂取量により変化します。
大きく変動する場合は、腎臓での尿の濃縮力などの障害が考えられます。
【基準値】
1.020~1.025
【異常な場合疑われる病気】
低比重・・・・・慢性腎炎、尿崩症
高比重・・・・・ネフローゼ症候群、糖尿病、心不全