2020年10月頃インドのマハラシュトラ州で出現
特徴としては、スパイクタンパク質にふたつの変異
南アフリカ型及びブラジル変異株にみられるE484K変異と米国カリフォルニア州で確認されたL452R変異が同時に見られる二重変異株で、B.1.617と呼ばれています。
世界20ケ国で見つかっている。
日本国内では2021年4月26日時点で21件見つかっている。
「二重変異株」とも呼ばれ、免疫が働きにくくなったり、感染力が強まったりする可能性があるが、ワクチンの効果への影響ははっきり分かっていない。
現在、世界で拡大している新型コロナウイルスの変異株の中には、特に注意すべきものとしてVOC(variant of concern:懸念される変異株)やVOI(variants of interest:注意すべき変異株)などがあります。
VOCにはイギリス由来、南アフリカ由来、ブラジル由来の変異株が指定されています。
VOIには先日フィリピンからの入国者から見つかった変異株や、前述のカリフォルニア株などが指定されています。
このインド由来の変異株B.1.617が今後VOCやVOIに指定されるかどうかについては、
・感染性の増加の有無
・重症度の増加の有無
・再感染リスクの増加やワクチン有効性低下の可能性
などについての情報が集積されるのをもう少し待たなければなりません。