世界16カ国528例の報告では、症例のうち98%が男性とセックスをする男性(MSM)であり、年齢の中央値は38歳でした。
この528例のうち95%が性交渉に関連した接触による感染が原因と考えられており、これらの感染者は性交渉のパートナーが多いという特徴があります。
サル痘は性感染症には分類されていませんが、米国で報告された症例のほとんどに、何らかの性行為がかかわっていたとされています。
WHOは男性同士の性的接触による感染が拡大していることを受け、パートナーの数を減らして新しいパートナーとの性的関係を再考するよう呼びかけています。
WHOの報告によると、感染者のほぼ全員が男性で、かつ男性同士の性的接触が原因となっていたとされています。
しかしながら女性の患者も報告されています。
WHOによると、現在報告されている患者の大部分は男性ですが、小児や女性の感染も報告されています。
報道を見ると確かにMSMの人が多いようですが、それは発見当初のエイズがそうであったように、たまたま目立っているだけで、男女間のセックスでも感染すると考えるべきでしょう。
【参考資料】