【2026年9月時点での流行状況】
※2026年9月中旬(第37週:9月7日〜9月13日)時点における全国の定点医療機関あたりの新型コロナウイルス感染症の平均報告数は2.44人、総報告数は9,122人※
※新型コロナウイルス感染症(5類)には、季節性インフルエンザのような明確な「流行入り(定点1人以上)」「注意報(10人以上)」「警報(30人以上)」といった全国一律の公的な判断基準がありません。そのため以下のように解釈できます。
1)過去の大流行との比較:過去に「第○波」と呼ばれた大流行のピーク時には、全国平均で定点当たり30人〜40人超を記録していましたがこれに比べると、現在の「2.44人」は非常に低い水準とされています。
2)トレンド(増減の推移):第36週の「2.08人」から第37週は「2.44人」へと増加傾向にあることからして減少から増加に転じているため、「新たな感染の波が立ち上がりつつある(流行の兆候)」という見方はできますので注意が必要となっています。
「熱はそれほどでもないのに、つばを飲み込むのがつらい」――。ニンバス株などの影響もあり、今回の流行では「カミソリをのどに刺されたような激しい痛み」を訴える方が目立ちます。
ここでは、夏かぜや熱中症との見分け方、抗原検査のタイミング、そして治療薬の考え方を分かりやすく解説します。
1. 症状の見分け方と「のどの痛み」の正体
「コロナか、夏かぜか、熱中症か」を症状だけで確実に見分けることは医師でも困難ですか、「のどの痛みが非常に強い」という特徴がある場合は、コロナ(特にニンバス株など)を強く疑うきっかけになります。
◎注意点: のどの痛みが強いからといって、イコール重症(肺炎になりやすい)というわけではなくウイルスが上気道で増えやすい性質によるものです。
◎一番の懸念: 痛みで水分がとれなくなると脱水を招きます。高齢者や小さなお子さんは特に注意が必要で、「しっかり飲めているか」が最大の目安になります。
2. 抗原検査は「いつ」受けるべき?
自己判断で発症直後に検査をして「陰性だから安心」と考えるのは禁物です。
ウイルス量が十分に増えていないと、本当は陽性でも陰性と出てしまいます。
・STEP 1(時間計測): のどの痛みや発熱などの最初の症状が出た時間を「発症日」とします。
・STEP 2(検査の目安): 抗原検査は「発症後おおむね12〜24時間以降」に行うのが確実です。
・STEP 3(受診の判断): 重症化リスクのある方や症状が強い方は、結果を待たずに早めに医療機関へご相談ください(受診時はWEB問診の事前入力がお互いの負担軽減につながります)。
3. 治療の原則:抗ウイルス薬は誰に必要?
大半の軽症の方であれば、解熱鎮痛薬や水分補給などの対症療法で十分に回復します。
そのうえで、重症化リスクを持つ方には抗ウイルス薬の投与を検討します。
◎早期開始がカギ: 経口抗ウイルス薬は、発症早期でなければ十分な効果が期待できません。
◎飲み合わせの確認: 脂質異常症治療薬や一部の睡眠薬など、重要な相互作用(飲み合わせ)がある薬剤が存在するため、お薬手帳の持参が必須です。
◎解熱鎮痛薬の注意: 市販のアセトアミノフェンやイブプロフェンは有効ですが、腎機能が低下している方や脱水傾向の方(NSAIDsの使用に注意が必要な場合)は自己判断を避けましょう。
【参考資料】






