今年も秋の足音が近づき、そろそろ気になるのが「新型コロナウイルス」と「インフルエンザ」の流行シーズンへの備えですよね。
厚生労働省は2026年8月26日の専門部会(厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発および生産・流通部会)において、今秋から始まる新型コロナおよびインフルエンザのワクチンについて、いずれも近年の使用実績を大きく上回る十分な量が確実に確保できる見込みであると発表しました。
「今年はワクチンが足りなくなるのでは?」「どんな種類のワクチンが選べるの?」といった疑問や不安をお持ちの方に向けて、今回の供給見込みと医学的なポイントをわかりやすく解説します。
📉 1. 新型コロナワクチン:約702万回分が供給へ
今秋(10月1日からの定期接種スタートを予定)に向けた新型コロナワクチンの総供給量は、約702万回分が見込まれて、昨年度の実績(約403万回分)を大きく上回っており、希望する方がスムーズに接種できる体制が整う予定です。
本年度の供給内訳には、いくつかの異なるタイプのワクチンが含まれており、それぞれの特徴に合わせた選択が可能となっています。
・mRNAワクチン:約548万回分
・組み換えタンパクワクチン:約102万回分
・レプリコンワクチン(mRNAが細胞内で複製されるタイプ):約52万回分
新型コロナウイルスは高齢者や基礎疾患を持つ方にとって依然として重症化・死亡リスクが高い感染症で変異を続けるウイルスや、時間の経過とともに低下する免疫(減衰)に対応するため、秋以降の流行株に合わせた定期接種を計画的に受けることが推奨されます。
🌡 2. インフルエンザワクチン:約5190万回分の豊富な供給
一方、インフルエンザワクチンについても、総供給量は約5190万回分と十分な見込みが発表されています。
すでに9月最終週の時点で約3147万回分が出荷されており、10月上旬の段階で過去3年の平均使用量を上回るペースで市場に行き渡る見通しで今シーズンも、A型2種類とB型1種類をカバーした「3価ワクチン」が使用され、幅広い流行株に備えます。
コロナとインフルエンザの同時流行(ツインデミック)を防ぐ上でも、例年通りの順調なワクチン供給は大きな安心材料と言えます。
📋 3. 安心のスケジュールと対象者
・新型コロナワクチンの定期接種:10月1日から開始(原則65歳以上の方、および60〜64歳で特定の基礎疾患を持つ方が対象で、自治体による公費助成があります)。
・インフルエンザワクチン:例年10月から順次接種が開始されます。
「いつ打つのがベスト?」と迷われる方も多いですが、ワクチンの免疫がついてから実際に効果が発揮されるまでの期間や、流行のピーク(例年冬から春にかけて)を考慮すると、定期接種の開始時期に合わせて計画的に接種を済ませておくことが最も確実な予防策となります。
🧬 まとめ|供給の不安を解消し、万全の冬支度を
「今年はちゃんとワクチンを打てるかな?」という供給面の心配はクリアされそうです。
新型コロナもインフルエンザも、重症化リスクの高い高齢者や基礎疾患をお持ちの方にとっては、依然として油断できない感染症です。
十分な量のワクチンが確保されるこの機会に、ご自身と大切なご家族の健康を守るため、早めのスケジュール確認と接種をご検討ください。
【参考資料・情報源】
厚生労働省「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会研究開発および生産・流通部会」(2026年8月26日発表)
『第40回 厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会 研究開発及び生産・流通部会 』






