インフルエンザワクチンの4価ワクチンとは、その名の通り4種類のインフルエンザウイルスに対応したワクチンです。
※インフルエンザ4価ワクチンは、インフルエンザウイルスA型株(H1N1株とH3N2株)とB型株(山形系統株とビクトリア系統株)の4種類を培養して製造されているインフルエンザワクチン※
1.A型株
・A/ビクトリア/4897/2022(IVR-238)(H1N1)pdm09
・A/ダーウィン/9/2021(SAN-010)(H3N2)
2.B型株
・B/オーストリア/1359417/2021(BVR-26)(B/ビクトリア系統)
・B/プーケット/3073/2013(B/山形系統)
【なぜ4種類になったのか】
インフルエンザウイルスは、毎年少しずつ形を変えていきます(変異)。
このため、ワクチンに含まれるウイルス株も、流行が予想される種類に合わせて毎年更新されます。
4価ワクチンでは、A型インフルエンザウイルスが2種類(H1N1とH3N2)、B型インフルエンザウイルスが2種類(山形系統とビクトリア系統)の計4種類に対応することで、より幅広い種類のインフルエンザウイルスから身を守ることができるようになるわけです。。
【3価ワクチンとの違い】
3価ワクチンは、B型インフルエンザウイルスが1種類しか含まれていなかったために、流行するB型インフルエンザウイルスの種類によっては、効果が低くなる可能性がありました。
4価ワクチンは、B型インフルエンザウイルスが2種類含まれているため、より多くの種類のB型インフルエンザウイルスに対応でき、より効果が期待できるようになっています。
【4価ワクチンのメリット】
より幅広いインフルエンザに対応できる 4種類のインフルエンザウイルスに対応することで、より多くの種類のインフルエンザから身を守ることができます。
インフルエンザにかかってしまうと、高熱や咳、筋肉痛などの症状が出ることがありますが、特に高齢者や基礎疾患のある方は、重症化のリスクが高まります。
しかし4価ワクチンを接種することで、重症化を防ぐ効果が期待できます。
【4価ワクチンを受ける際の注意点】
副反応 他のワクチンと同様に、接種後に発熱や痛み、倦怠感などの副反応が出る場合があります。
度のワクチンもそうですが、インフルエンザワクチンは100%効果があるわけではありません。
ワクチンを接種しても、インフルエンザにかかってしまう可能性はゼロではありません。
【まとめ】
インフルエンザ4価ワクチンは、より多くの種類のインフルエンザウイルスに対応できるため、より効果的にインフルエンザ予防ができるワクチンです。
インフルエンザの流行前に接種することが推奨されています。
※インフルエンザワクチンにもメリットとデメリットがありますので、これらをよく理解した上に接種を受ける受けないは、ご自身で判断してください※