「花粉症だから鼻水がつらい…」だけでは済まないのが現代のアレルギー。
最近、特定の果物や野菜を食べて**「口の中が痒い」「喉がイガイガする」**という人が急増しています。
実はこれ、**「花粉食物アレルギー症候群(PFAS)」**という、免疫システムの“勘違い”から起こる現象なんです。
※花粉食物アレルギー症候群(PFAS:Pollen-Food Allergy Syndrome)※
1. なぜ「花粉」なのに「食べ物」で反応するの?
私たちの体には、外敵を攻撃する**「免疫パトロール隊」**がいます。PFASが起きる仕組みは、まるで刑事ドラマのような「誤認逮捕」です。
・指名手配: 花粉症の人は、免疫が特定の花粉(シラカバやスギなど)を「敵」として指名手配しています。
・そっくりさんの登場: 果物や野菜の中には、その花粉とタンパク質の形が**「そっくりなもの」が存在します(これを交差反応**と呼びます)。
・誤認逮捕(発症): それを食べると、パトロール隊が「あ!指名手配犯(花粉)が来た!」と勘違いして攻撃を開始。その結果、アレルギー症状が出てしまうのです。
2. PFASを見分ける「3大特徴」
普通の食物アレルギー(卵や牛乳など)とは少し性質が違います。
◎症状は「口の周り」に集中!
食べた直後(5分以内)に、唇や喉がピリピリ、耳の奥が痒い…といった症状が出ます。別名「口腔アレルギー症候群(OAS)」とも呼ばれます。
◎「新鮮な生」ほど危ない!
原因となるタンパク質は熱や消化液に弱いのが特徴で、ジャムや缶詰なら平気だけど、生だとダメ、というパターンが多いです。
花粉症」のあとにやってくる!!
まずは鼻炎などの花粉症があり、その数年後に特定の食べ物で違和感が出るようになるのが一般的です。
【参考資料】
『近年急増する「花粉食物アレルギー症候群」17歳で1割以上に発症~交差反応でりんご、キウイに特に注意~』
続く