日本国内においては、性感染症の一つである梅毒が大流行していますが、ヨーロッパにおいても性感染症が急増していると欧州連合の保健機関、欧州疾病予防管理センターが、2024年3月7日伝えています。
欧州疾病予防管理センターによりますと、2022年にはEUを含む欧州経済地域(EEA)の域内で、淋菌感染症は前年比48%増の7万881例、梅毒は同34%増の3万5391例報告されています。
またクラミジア感染症はEU域内で、同16%増の21万6508例報告されています。
要するに性感染症の患者数が欧州全域で""憂慮すべきペース""で急増していると報告するとともにこれは氷山の一角にすぎない可能性もあると警告しているのです。
これら性行為感染症の流行に関しては、それぞれの国によって検査方法や性に対する考え方関する情報やサービスへの取り扱いが異なることから実態を正しく把握出来ていないことが現実です。
何故このように先進国での性感染症の増加が起こってたいるのか正しく解明できていません。
兎に角大切なことは、性感染症に感染するような行為をしたときには、必ず適切な時期に検査を受けて、仮に感染が分かれば早期に治療することが感染拡大を防ぐ大切なことと各自が自覚する必要があります。