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ラベル 腎臓の働きを調べる推算糸球体濾過量(eGFR) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2019年4月12日金曜日

腎臓の働きを調べる推算糸球体濾過量(eGFR)

腎臓がどれくらい働いているかは、推算糸球体濾過量(eGFR:estimated glemerular filtration rate)で表します。

推算糸球体濾過量は、腎臓の中の糸球体が1分間に濾過している血液の量のことで、「年齢」「性別」「クレアチニン値」から計算します。

慢性腎臓病は、その重症度に応じてステージ1からステージ5の5段階に分けられます。

その指標となるのが推算糸球体濾過量(eGFR)です。

推算糸球体濾過量とは、腎臓がどれくらい老廃物を尿へ排泄する能力があるかを示しており、この値が低いほど腎臓の働きが悪いということになります。

【慢性腎臓病(CKD)の重症度分類】

G1 (GFR90以上)・・・腎臓の働きは正常
G2  (GFR60以上90未満)・・・腎臓の働きは正常な腎臓の2/3くらい
G3  (GFR30以上60未満)・・・腎臓の働きは正常な腎臓の1/3~2/3くらい
G4  (GFR15以上30未満)・・・腎臓の働きは正常な腎臓の1/6~1/3くらい
G5  (GFR15未満)・・・腎臓の働きは正常な腎臓の1/6未満

【計算式】

eGFRは体表面積が1.73m2の標準的な体型(170cm、63kg)に補正した場合のGFR(mL/分/1.73m2)が算出されるため、体格の小さな症例では腎機能が過大評価されます。

さらに標準的な体格と大きく異なる場合は体表面積(BSA)で補正します。
 
 eGFR(ml/分/1.73m2)=194×Cr-1.094×年齢(歳)-0.287
                  (女性は×0.739)

※年齢・性別・クレアチニン値を入力するだけで簡単に自動計算が出来るサイトが多くありますから計算してみてください※