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2022年2月27日日曜日

新型コロナウイルス-58.マスクの有効性-

 各種マスク予防効果について記載しておきます、


1.N95マスク・・吸い込み飛沫量2% 吐き出し飛沫量1%


2.不織布マスク・・吸い込み飛沫量30% 吐き出し飛沫量20%


3.布マスク・・吸い込み飛沫量55~65% 吐き出し飛沫量18~34%


4.ウレタンマスク・・吸い込み飛沫量60~70% 吐き出し飛沫量50%


以上の結果からして、N95が一番良く次に不織布マスクという結果となっています。


布マスクもまんざら捨てたものではありませんが、やはりウレタンマスクは効果が低いということになります。


https://www.tut.ac.jp/docs/201015kisyakaiken.pdf

現在多くのマスクが市場には出回っていますが、不織布マスクでも布マスクよりも性能が劣っているものも見られます。


予防効果の高いマスクはやはり"息が吸いにくいマスク"ということになります、これは吸い込み飛沫量と吐き出し飛沫量性能がともに良いということになります。


予防効果の高いN95マスクでも、顔にぴったりと合ったマスクを着用した場合場合しか高い予防効果は得られません、多くの人が息苦しくなることから隙間を開けるなど正しい着用をしないと予防効果は低下してしまいます。


次にマスクの2枚重ねについてですが、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)は2021年2月、マスクを2枚重ねると、1枚よりも新型コロナウイルス感染を防げるという研究結果を発表しています。


マスクを2枚重ねる場合、フィルター性能の高いマスクを最初に着用することがポイントとなります。


https://www.huffpost.com/entry/cdc-double-masking_n_602417bbc5b6d78d444bbc91


血液の鉄人は、不織布マスク1枚を顔とマスクの隙間をなくすようにつけることが良いと思っています。


最も大切な感染予防対策は、マスクを完全に信用することなく、マスクをしていても安心と思い込まずに十分な距離をとったり、接触時間を短くしたり、換気の悪い空間に長いしないなどの基本的感染予防対策を取る必要があります。