6.SCC(扁平上皮癌関連抗原)
SCCは、扁平上皮がん細胞から抽出された抗原で、腺癌がん未分化がんで陽性率は低いが扁平上皮癌がん高い陽性率を示す。
血液中のSCCは、子宮頚部、肺、食道、皮膚の扁平上皮がんで高値を示し、扁平上皮がんの診断や治療効果の判定に利用されます。
がん以外にもアトピー性皮膚炎や気管支炎、結核、腎不全などでも高値を示すことがあります。
SCCの基準値
1.5ng/ml以下
SCCの測定値が基準を超えた場合は、子宮がん(頸部扁平上皮がん)、肺がん、食道がん、頭頸部がん、子宮筋腫などが疑われます。
症状と合わせて判断し、食道がんが疑われる場合は、上部消化内視鏡検査、肺がんの場合は、気管支内視鏡検査や痰の中の細胞を診る喀痰検査、子宮頸部がんの場合は膣細胞診などを行って、診断を下します。
※がんがなくても、喫煙者では高くなることがあります。