ナルコレプシーは、日中場所や状況の区別なく起きる、強い眠気の発作を主な症状とする睡眠障害で、「居眠り病」とも呼ばれています。
日本人における有病率は0.16~0.18%と言われています。
ナルコレプシーはすべての人種において発症が見られますが、日本人のナルコレプシーの有病率は世界で最も高く、1万人当たり16人~18人(0.16~0.18%)と言われています。
ナルコレプシーの発症年齢は、10代から20代前半に集中しており、特に14~16歳がピークという統計があり、中年期以降に発症することは稀とされています。
ナルコレプシー発症原因は、脳内物質や血液が深く関係していると言われていますが、未だ不明な点も多く、すべては解明されていないのが現状です。
ナルコレプシーの病因のひとつとして関連性が注目されているは、HLAとの関連性があります。
日本人症例の全例がHLA-DR2/DQ1という血清型をもつことが発見され、現在、HLA遺伝子のDQB*0602(ハプロタイプ)が生物学的指標として診断補助に用いられています。
※健康な人でも同じHLAを持っている場合もあるので、このHLAを保有していれば必ずしもナルコレプシーが発症するとは言えません※
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