まずマスクの正しい使用法とは、
1.マスクは鼻にフィットさせてしっかりとした着用を徹底し、感染リスクの比較的高い場面では、過能な限りフィルター性能の高い不織布マスクを着用し、三密のいずれも避け、特に人と人との距離は十分に取る。
2.いくらマスクをしっかりと着用していても、室内で会話時間は可能な限り短くし、大声は出さないように心がける。
3.当然換気には注意する。
国立研究開発法人・理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」によるシミュレーション結果から判明した、マスク着用者が吐き出す飛沫のカット率は以下のとおりです。
【マスク着用者が吐き出す飛沫のカット率】
1.不織布マスク・・80%
2.ウレタンマスク・・50%
3.布マスク・・66~82%
【他人から吐き出される飛沫のカット率】
1.不織布マスク・・70%
2.ウレタンマスク・・35~45%
3.布マスク・・30~40%
この結果からして不織布マスクとそれ以外のマスクの性能差、とりわけ頻用されているウレタンマスクの性能の低さは明白となっています。
この差からして感染力の非常に強いデルタ株でこの差はかなり大きいと推測されます。
※敏感肌や皮膚疾患があるため、かぶれ防止で不織布以外のマスクを選択している方は、不織布マスクと皮膚の間に綿ガーゼを挟む・マスクの接触部分の汗をこまめに拭くなどで、一定のかぶれ防止効果が得られます※
マスクでの感染予防において装着法が重要となります。
不織布マスクを着用する際には鼻の部分をフィットさせ、着用時はまずノーズピースをきちんとフィットさせ、そこを抑えたままプリーツを引き延ばして顎にかけ、最後に耳ゴムをかけることでマスクと顔面の隙間を過能な限り少なくすることが感染対策して重要となります。
外出は必要最低限しかしなかった、更に外食もせず、職場でも常にマスクをしていたが感染してしまったと嘆く話をよく耳にすることがありますが、これは何故なんでしょぅか?
これらを分析しますと以下のことが明らかになっています。
1.勤務先でマスクをしていたが、窮屈になり顎マスクにした時に隣席の人と会話をした。
2.休憩所や更衣室でマスクを外した時に他の人と会話をした。
3.混み合っていた喫煙所に入ってタバコを吸った時。
デルタ株が流行している現在1~3の行為は当然感染リスク高い行為となってしまいます。
また、ウイルス量が多いデルタ株の場合、当然ながらマイクロ飛沫感染のリスクが高まるため、室内の換気も今まで以上に重要となります。
換気を行う場合は、窓や扉を2ケ所以上開けて空気の流れを作ることが重要です。
窓が1箇所しかない場合は、空気の流れを作るために扇風機や換気扇を併用して空気の流れを作り換気できるようにすることです。
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