新型コロナウイルスが猛威を振るった昨季(2020~2021)はインフルが全くと行って良いくらい流行せず、今季(2021~2022)も2021年10月現時点で患者はほぼ報告されていません。
しかし日本感染症学会関連学会は、今季は流行の可能性があると予測していて、ワクチン接種を検討してほしいと呼び掛けています。
厚生労働省は2020年、秋から春にかけて全国の医療機関から届出があった患者数は9人で、流行の兆しは見られていないとしています。
ところが世界保健機関は、バングラデシュやインドなどで今夏に流行が確認されていて、海外では今後の流行を警戒する動きが出ており、英国政府は今年は例年の1.5倍の流行になる可能性があるとして注意を呼び掛けています。
日本感染症学会は、新型コロナウイルス感染防止で2020年から定着したマスク着用などの感染対策が効果を発揮したと指摘しています。
反面今季については、海外からの人の往来が再開されれば、世界中へインフルエンザウイルスが拡散されると懸念しています。
現時点ではインフルエンザと新型コロナウイルス感染症との症状の見分けがつかないことから、治療の遅れも懸念されています。
2019~2020年シーズン、インフルエンザに罹患した人は極めて少なかったことからして社会全体の集団免疫が形成されていないことから、一度流行が始まれば大流行する危険性が指摘されています。
個人的な意見となりますが、2021~2022年シーズンにおいても、インフルエンザワクチンの積極的な接種を推奨します。
ただしインフルエンザワクチンを接種するか否かは、メリット、デメリットを良く判断して決めてください。
日本感染症学会の『2021-2022年シーズンにおけるインフルエンザワクチン接種に関する考え方』のリンクページを以下に記載しておきますから、よくお読みください。
https://www.kansensho.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=44
日本感染症学会 https://www.kansensho.or.jp/
0 件のコメント:
コメントを投稿