犬や猫などから人間にうつるとされる人獣共通感染症「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」による死者が2018年1月14日国内で初めて確認されました。
国立感染症研究所調べによりますと、国内では2001年から2017年11月末までに25例の発生が確認されています。
【感染経路】
コリネバクテリウム・ウルセランス感染症は、家畜やペットの動物が持つ「コリネバクテリウム・ウルセランス菌」に感染することで起きる人獣共通感染症です。
コリネバクテリウム・ウルセランスはジフテリア菌に類縁なグラム陽性の短桿菌で、おもに家畜などの動物に常在しており、ウシの乳房炎の原因となることがあります。
人から人に感染することはほとんどありません。
【症状】
症状としては、基本的にジフテリアと類似した臨床症状を示します。
喉の痛みや咳など風邪の症状が出て、重症化すると呼吸困難などで死亡することもあります。
【検査】
患者の体液を培養し、病原菌を単離、同定するか、PCRを用いて検査する。
【治療法】
マクロライド系抗菌薬が有効とされています。
【予防法】
人での国内感染事例の多くは犬や猫からの感染であることが確認されていることから、この菌に感染した動物と接する場合には注意が必要となります。
感染した動物は、くしゃみや鼻汁などの風邪に似た症状や皮膚病を示すことがあり、動物間で感染が拡大することも報告されていますので注意が必要となります。
無症状の保菌動物の存在も報告されています。
日常生活において過度に神経質になるのではなく、一般的な衛生管理として動物と触れあった後は手洗いを確実に行うことなどにより、感染のリスクを低減することが可能となります。
【感染対策】
国内では、人に対する定期の予防接種の対象である3種混合(最近では4種混合)ワクチンにジフテリアトキソイド(ワクチン)が含まれていますので、このワクチンはコリネバクテリウム・ウルセランス感染症に対しても有効であると考えられています。
国立感染症研究所調べによりますと、国内では2001年から2017年11月末までに25例の発生が確認されています。
【感染経路】
コリネバクテリウム・ウルセランス感染症は、家畜やペットの動物が持つ「コリネバクテリウム・ウルセランス菌」に感染することで起きる人獣共通感染症です。
コリネバクテリウム・ウルセランスはジフテリア菌に類縁なグラム陽性の短桿菌で、おもに家畜などの動物に常在しており、ウシの乳房炎の原因となることがあります。
人から人に感染することはほとんどありません。
【症状】
症状としては、基本的にジフテリアと類似した臨床症状を示します。
喉の痛みや咳など風邪の症状が出て、重症化すると呼吸困難などで死亡することもあります。
【検査】
患者の体液を培養し、病原菌を単離、同定するか、PCRを用いて検査する。
【治療法】
マクロライド系抗菌薬が有効とされています。
【予防法】
人での国内感染事例の多くは犬や猫からの感染であることが確認されていることから、この菌に感染した動物と接する場合には注意が必要となります。
感染した動物は、くしゃみや鼻汁などの風邪に似た症状や皮膚病を示すことがあり、動物間で感染が拡大することも報告されていますので注意が必要となります。
無症状の保菌動物の存在も報告されています。
日常生活において過度に神経質になるのではなく、一般的な衛生管理として動物と触れあった後は手洗いを確実に行うことなどにより、感染のリスクを低減することが可能となります。
【感染対策】
国内では、人に対する定期の予防接種の対象である3種混合(最近では4種混合)ワクチンにジフテリアトキソイド(ワクチン)が含まれていますので、このワクチンはコリネバクテリウム・ウルセランス感染症に対しても有効であると考えられています。
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