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2026年6月15日月曜日

知ってて損はない医学の知識22.【大腸がん検診】「2回→1回」に国の方針が変更へ!「1回だけ陽性」を放置するとどうなる?医学の最新常識

 


こんにちは!皆さんは健康診断の「大腸がん検診(便潜血検査)」、ちゃんと受けていますか?


「あの、スティックで便をシャカシャカこするやつ、2日分も取るの面倒くさいんだよね…」


そんな風に思っていたあなたに、ビッグニュースがあります。


実は厚生労働省の検討会にて、これまで「2回」だった大腸がんの便潜血検査を「1回」に減らす方針が了承されました。


「やった!楽になる!」と喜ぶ反面、「えっ、1回に減らして、がんの見落としは大丈夫なの?」と不安になりませんか?


今回は、この変更の裏にある医学的・科学的な本当の理由と、私たちが絶対に知っておくべき「1回の陽性」に隠されたリスクを、最新データをもとにわかりやすく解説します!


1. なぜ「2回から1回」に減るの?納得の科学的理由

結論から言うと、「1回に減らしても、がんを見つける確率(感度)に大きな差が出ない」という科学的データが分かってきたからです。

これまで2日分の便を採取していたのは、大腸がんやポリープからの出血が「毎日、一定量出ているとは限らない(間欠的出血)」ため、検出漏れを防ぐ目的がありました。

しかし、最新の医学的検証やシミュレーションでは、以下の事実が明らかになっています。

・受診ハードルが下がるメリットの方が大きい:

2回採取するのは心理的・物理的に面倒で、それが原因で「検診自体をやめてしまう人」や「出し忘れる人」が続出していました。

・「1回」でも十分に高精度:

現代の検査キット(免疫便潜血検査)は非常に優秀です。2回受けて1回出し忘れるくらいなら、「1回だけ確実に提出する人」を増やした方が、社会全体で救える命が多くなるという科学的判断なのです。


2. 【実話】「1回だけ陽性だから、ただの痔でしょ」の恐ろしい罠

ここで、58歳の会社員Fさんの事例をご紹介しますが他人事ではありません。

Fさんは2年前の検診で、2回のうち1回だけが「陽性(要精密検査)」でした。

本人は「お尻も痛いし、どうせ痔の出血だろう」と勝手に判断して放置し、翌年は忙しさもあり検診をパスしてしまいました。

今年になり、お腹の張りを感じて検査を(1回分だけ)提出したところ、再び陽性。

慌てて大腸内視鏡検査(カメラ)を受けた結果、進行した大腸がんが見つかりました。

Fさんは「あの時、すぐカメラを受けていれば…」と激しく後悔することに。


◎医学的チェック:なぜ「1回だけ陽性」でもアウトなのか?

「2回のうち1回が陰性(正常)だったんだから、セーフじゃないの?」と思いがちですが、これは医学的に大間違いです。

大腸がんは、便がこすれて出血することもあれば、出血しない日もあることから、「1回でも陽性が出た」ということは、大腸のどこかで出血が起きている動かぬ証拠なのです。


💡 医学の常識

「1回陽性、1回陰性」は、帳消しになって「チャラ(正常)」になるわけではありません。

**1回でも陽性が出たら、その時点で「100% 要精密検査(大腸内視鏡)」**です。


3. 「1回法」時代に私たちが絶対守るべきルール

検査が1回になって楽になる分、私たち受診側には新しい「お約束」が必要になります。

それが、「毎年、定期的に受け続けること」です。

単発の1回だけの検査では、どうしても数%の見落とし(偽陰性)が発生する可能性がありますが、これを毎年毎年、繰り返し受けること(スクリーニング)で、見落としの確率を極限まで下げることができると科学的に証明されています。

がんが小さいうちに見つかれば、お腹を切る手術をしなくても、内視鏡(カメラ)の治療だけで完治を目指せます。


まとめ:自分の命を守るための2箇条

今回の国の方針変更は、私たちにとって「検査を受けやすくなる」という大きなチャンスです。だからこそ、以下の2点を胸に刻んでおきましょう!

1.「1回だけ陽性」は、ただの痔だと思い込まず、必ず大腸内視鏡検査を受けること!

2.検査が1回になって楽になった分、サボらず「毎年」受けること!

また、検診の時期でなくても、「便に血が混じる」「最近、便秘と下痢を繰り返す」「便が細くなった」などの症状がある場合は、検診を待たずにすぐ消化器内科または消化器科外科を受診してくださいね。

健康な未来のために、まずは次の検診、1回ポッキリ!サクッと提出しちゃいましょう!


※※大腸がん検診の「2回から1回への変更」は、一見すると「手抜き」のように思えてしまうリスクがあるため、「楽になるけれど、その分『毎年受けること』と『1回でも陽性なら即アウト』というルールがより重要になる」※※


【参考資料】

『大腸がん検診の便潜血検査、採便2回から1回に変更へ 提出率向上に期待、厚生労働省の方針』

『[医療改革] 大腸がん検診の採便回数を2回から1回に、厚労省が方針示す』

『便潜血検査で「1回だけ陽性」と言われました。内視鏡検査は受けたほうがいいのでしょうか? 日本消化器内視鏡学会』


今回の記事はいかがでしたか?

もし「参考になった!」「次の検診はちゃんと受けよう」と思ったら、ぜひ周りのご家族やご友人にもシェアして教えてあげてくださいね!




2026年6月14日日曜日

知ってて損はない医学の知識21.【警告】その耳のかゆみ、実は「カビ」かも!?梅雨時に急増する『耳カビ(外耳道真菌症)』の恐怖と、今すぐやるべきイヤホン対策

 


こんにちは!梅雨のジメジメした季節、お部屋の換気や食べ物の傷みには気を使いますよね。

でも、忘れていませんか? 「あなたの耳の中」の換気を。

今、ある身近な習慣のせいで、耳の中に文字通り「カビ(真菌)」が生えてしまう『耳カビ(正式名:外耳道真菌症)』の患者が急増しています。

「まさか耳にカビなんて…」と思ったあなた。毎日1時間以上イヤホンをつけているなら、すでに予備軍かもしれません。今回は、耳鼻科医も警鐘を鳴らす「耳カビ」の恐ろしい実態と、科学的な予防法を徹底解説します!

※耳カビ(外耳道真菌症)は、耳の穴(外耳道)にカビ(真菌)が繁殖して起こる感染症です。主な原因は、頻繁な耳かきによる皮膚の傷や、長時間のイヤホン装着による耳の蒸れです。市販の薬で治すのは難しいため、必ず耳鼻咽喉科を受診してください。


1. 耳の中が「お風呂場」に!?耳カビが爆発する条件

耳カビ(外耳道真菌症)の原因となるのは、実は特別な菌ではなく、空気中や皮膚に普段から存在する「アスペルギルス」や「カンジダ」といったありふれたカビ(真菌)です。

普段は悪さをしない彼らが、なぜ耳の中で大繁殖してしまうのでしょうか?

それには「最悪の3大条件」が揃うからです。

【高温多湿】 梅雨時の日本の気候は、カビにとって最高のパラダイス。

【密閉空間】 イヤホン(特に耳を密閉するカナル型)を長時間つけることで、耳の穴の中の湿度が急上昇!まさに「お風呂場」と同じ状態になります。

【自浄作用の低下】 「かゆいから」と耳かきをやりすぎると、皮膚のバリア機能が破壊され、カビが根を張りやすくなります。

専門医のデータによると、梅雨の時期は患者数が通常の1.2倍〜1.5倍に跳ね上がるといいます。テレワークや動画視聴でイヤホンが手放せない現代人は、常にこのリスクに晒されているのです。


2. 放置するとどうなる?襲いかかる「強烈な症状」

「ただの耳かゆみでしょ?」と侮ってはいけません。耳カビが進行すると、次のような恐ろしい事態を招きます。

😱 症状①:眠れないほどの「強烈なかゆみ」と「激痛」

カビが耳の皮膚の奥に入り込むと、虫が這い回っているような凄まじいかゆみに襲われます。さらに炎症が進むと、今度は触るだけで激痛が走るようになります。

😱 症状②:耳から「ヘドロのような塊」が出る

耳の中で増殖したカビは、耳垢(みみあか)や浸出液と混ざり合い、黒や白の「ヘドロのような異臭を放つ塊」となって溢れ出てきます。こうなると毎日綿棒で取っても追いつきません。

😱 症状③:耳が聞こえにくくなる(難聴)

カビの塊や腫れによって耳の穴(外耳道)が完全に塞がれてしまうと、音が遮断され、水が入った時のようにガサゴソ音がしたり、音がこもって聞こえなくなったりします。

⚠️ 医療の現場からの警告

厄介なことに、一般的な「耳だれ」だと思って市販の抗菌薬(抗生物質)の点耳薬を勝手に使うと、耳の「良い常駐菌」だけが死滅し、**薬の効かないカビがさらに大爆発する(菌交代現象)**という最悪のスパイラルに陥ります。完治までに数週間〜数ヶ月かかることも珍しくありません。


3. あなたの耳を守る!科学的な「耳カビ」予防法

「イヤホンを使うな」というのは、今の時代難しいですよね。だからこそ、医学的に正しいケアで耳を守りましょう!

① イヤホンの「1時間・10分」ルール

イヤホンを1時間使ったら、必ず外して10分間は耳を「換気」してください。これだけで耳の中の湿度は大幅に下がります。また、ヘッドホンの方が密閉性が低いため、在宅ワークなどではヘッドホンを併用するのも賢い選択です。

② イヤホンピースは「毎日除菌」

あなたが毎日触るイヤホンの先端(シリコン部分など)には、無数の雑菌やカビの胞子が付着しています。定期的にアルコールウェットティッシュなどで拭き、清潔に保ちましょう。

③ 耳掃除は「月1〜2回、入り口から1cm」だけ!

耳には、奥の汚れを自然に外へ押し出す素晴らしい自浄作用があります。耳掃除のしすぎはカビに「どうぞ住み着いてください」とベッドを用意するようなもの。綿棒で入り口を軽く拭う程度で十分です。

■ まとめ:耳の異変は「即、耳鼻科」が鉄則!

もし今、あなたの耳が「何度もかゆくなる」「妙にジクジクする」「詰まった感じがする」なら、すでに耳カビが始まっているサインかもしれません。

市販の薬でなんとかしようとせず、一刻も早く耳鼻科を受診してください。耳鼻科でカビをきれいに掃除してもらい、専用の抗真菌薬(カビ殺しの薬)を処方してもらうのが、最も確実で一番の近道です。

今年の梅雨は、お部屋だけでなく「耳の中の換気」も意識して、快適に乗り切りましょう!


【参考資料】

『耳垢 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会』

『耳のカビ「外耳道真菌症」が急増中!イヤホン時代の落とし穴と治し方を徹底解説』

『耳にカビ? 一般社団法人新居浜市医師会』