梅毒患者数は3053人で、やはり流行は続いています。
このままで行くと2024年1年間では12000人を超える可能があります。
分析可能であった2495人に付いての梅毒の病期は以下のとおりです。
1.男性同性愛者の梅毒患者の病期(239人)
・早期顕症1 74人
・早期顕症Ⅱ 78人
・無症候 80人
・晩期顕症 7人
2.男性異性間の梅毒患者の病期(1325人)
・早期顕症1 862人
・早期顕症Ⅱ 281人
・無症候 171人
・晩期顕症 11人
3.女性異性間の梅毒患者の病期(931人)
・早期顕症1 228人
・早期顕症Ⅱ 376人
・無症候 323人
・晩期顕症 4人
4.無症候梅毒についてのまとめ
・男性同性愛者 80人(80/239 33.5%)
・男性異性間 281人(281/1325 21.2%)
・女性異性間 323人(323/931 34.7%)
◯総 計 684/2495 27.4%
※梅毒トレポネーマに感染しても典型的な症状を呈さない無症候梅毒が、かなりの数で存在しています※
※無症候梅毒の増加は、感染していても症状が出ないことから感染に気づくことなく次々と感染を広げていくという悲惨な結果を招くことになっています※
1.以上のことからして今年も依然として梅毒が流行していて、収まる気配はありません
2.梅毒トレポネーマに感染しても梅毒特有の症状を呈さない無症候梅毒が多く存在していることから、危険な行為をしてしまったときには必ず適切な時期に梅毒検査を受ける必要があります。
3.梅毒は抗生物質で完治しますから、早期に発見して早期に治療することが求められています。
4.梅毒トレボネーマは、HIVの様にコンドームで完全に予防できないことから過信しないことです。
※※梅毒トレポネーマに感染するような行為をしてしまったときには、必ず適切な時期に梅毒検査を受けることが大切です※※
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