先天性梅毒とは妊婦が梅毒トレポネーマに感染して治療を受けないと、梅毒トレポネーマが胎盤を通過して胎児に感染してしまいます。
新生児が梅毒トレポネーマ感染した状態で生まれた場合を先天梅毒と呼びます。
梅毒スピロヘータが胎盤を通過する妊娠16週から20週以前に母体の梅毒を十分に治療すれば、胎児への感染は予防可能です。
お母さんの梅毒トレポネーマがおなかの赤ちゃんに影響するのは、妊娠4ケ月以降です。
妊娠中の定期健診をきちんと受け、梅毒が発見されたらきちんと治療を受けることにより先天梅毒は防げます。
先天性梅毒の発生事例は、2013年以前は一桁にとどまっていましたが2014年以降二桁の患者が発生してます(2018年17人、2019年23人、2020年19人)。
先天性梅毒の増加は、若い女性の患者が増加しつつあることと、妊婦健診を受けない妊婦の増加が要因とされています。
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