臨床検査における特異度とは、"本来陰性であるべきのものを正しく陰性と判定する確率"として定義されます。
いわゆる特異度が高いということは、"本来陰性であるべきものを正しく陰性と判定する可能性が高い"、あるいは"本来陰性であるべきのものを間違って陽性と判定する可能性が低い"という意味にほかなりません。
これを具体的に解説しますと、
あるHIV検査キットを用いて100人のHIV陰性者の検査を行った場合、
このHIV検査キットで100人をすべて陰性と判定出来た場合、このHIV検査キットは特異度100%と言うこととなります。
90人を陽性として10人を陽性とすれば、本来陰性となるべきものを陽性とした訳ですから、特異度90%となります。
この場合どちらの検査キットを使用するかと言うと、当然特異度100%の検査キットを使用することになります。
しかし、特異度を100%にしますと、今度は感度が低下してしまい感度100%を保つことができなくなります。
そのためにHIVなどの感染症の感染判断をするスクリーニング検査キットは、特異度100%のキットは使用出来ません。
特異度100%のキットを使用しますと、感度が低下することから感染者を見逃すことになります。
そのためにスクリーニング検査では、特異度100%の検査キットを採用することはできず、確認検査に利用されることになります
要するに確認検査に使用するキットは、真の陰性者をひとりでも間違って陽性とする(偽陽性)とすことのない検査キットが必要とされます。
特異度99%の確認検査キットは使用することはできません。
※感度100%のスクリーニング検査キットでも、その検査を受ける最適な時期に受けないと感度100%とはなりません※
【例】
HIV確認検査は、HIVスクリーニング検査で陽性となった人が真に陽性か否かを確認する検査ですが、スクリーニング検査に比べ感度が非常に低いことから、不安な行為から12週以降に受ければ、実際感染しているにもかかわらず陰性となることがあります。
どのような検査キットでも、検査を受ける最適な時期が決められていますから、その時期に検査を受けてこそ特異度100%が望めるわけです。
受ける時期を間違えて、この検査キットの特異度は100%ではなく80%で低いから使用できないというのは間違いです。
次回は、感度と特異度の関連性について解説いたします。
いわゆる特異度が高いということは、"本来陰性であるべきものを正しく陰性と判定する可能性が高い"、あるいは"本来陰性であるべきのものを間違って陽性と判定する可能性が低い"という意味にほかなりません。
これを具体的に解説しますと、
あるHIV検査キットを用いて100人のHIV陰性者の検査を行った場合、
このHIV検査キットで100人をすべて陰性と判定出来た場合、このHIV検査キットは特異度100%と言うこととなります。
90人を陽性として10人を陽性とすれば、本来陰性となるべきものを陽性とした訳ですから、特異度90%となります。
この場合どちらの検査キットを使用するかと言うと、当然特異度100%の検査キットを使用することになります。
しかし、特異度を100%にしますと、今度は感度が低下してしまい感度100%を保つことができなくなります。
そのためにHIVなどの感染症の感染判断をするスクリーニング検査キットは、特異度100%のキットは使用出来ません。
特異度100%のキットを使用しますと、感度が低下することから感染者を見逃すことになります。
そのためにスクリーニング検査では、特異度100%の検査キットを採用することはできず、確認検査に利用されることになります
要するに確認検査に使用するキットは、真の陰性者をひとりでも間違って陽性とする(偽陽性)とすことのない検査キットが必要とされます。
特異度99%の確認検査キットは使用することはできません。
※感度100%のスクリーニング検査キットでも、その検査を受ける最適な時期に受けないと感度100%とはなりません※
【例】
HIV確認検査は、HIVスクリーニング検査で陽性となった人が真に陽性か否かを確認する検査ですが、スクリーニング検査に比べ感度が非常に低いことから、不安な行為から12週以降に受ければ、実際感染しているにもかかわらず陰性となることがあります。
どのような検査キットでも、検査を受ける最適な時期が決められていますから、その時期に検査を受けてこそ特異度100%が望めるわけです。
受ける時期を間違えて、この検査キットの特異度は100%ではなく80%で低いから使用できないというのは間違いです。
次回は、感度と特異度の関連性について解説いたします。
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