2023年7月16日時点での梅毒患者数は、8040人となりました。
依然として大流行は収まっていません。
現在の大流行からしておよそ200~100人に1人が梅毒患者ということになります。
このように大流行していることから、不安な行為をしてしまったときには、必ず梅毒検査を受けてください。
梅毒トレポネーマは、性行為だけでなくオーラルセックスでも簡単にに感染しますし、コンドームでも完全には予防できません。
不安な行為をしてからSTS検査では4週以降、TP検査では6週以降に受けないと信頼できる結果が得られません。
その事から間待つのが大変という声を良く聞き、相談も受けます。
梅毒トレポネーマの感染を4週前に知る検査はあります。
梅毒トレポネーマ感染をいち早く知る検査法は、IgM-FTA-absです。
梅毒トレポネーマに感染した初期には、IgM抗体が先に出来て、その後IgG抗体が出来ます。
このIgM抗体は、梅毒に感染後1週間程度で身体中にできることから、IgM-FTA-abs検査は梅毒に感染後1週間で受ければ 信頼出来る結果が得られます。
従って梅毒トレポネーマに感染後1ケ月を経過して、IgM-FTA-abs検査を受けると血液中のIgM抗体が減少していることから 偽陰性反応を起こすことがあります。
このIgM抗体は、梅毒に感染後1週間程度で身体中にできることから、IgM-FTA-abs検査は梅毒に感染後1週間で受ければ 信頼出来る結果が得られます。
そのことからして、いち早く感染の診断を下したい時に利用される検査法です。
よくIgM-FTA-absを受けるところがわからない、医師に検査を受けたいと言って医師がIgM-FTA-absの事を知らない、 この医療機関では検査をしていないなどと言われて受けることが出来ないという相談を受けますが、IgM-FTA-absは全国どこでも検査は受けられます。
自施設で検査をしていなくても全国どこでも検査専門の会社に検査を依頼して受けることは出来ます。
梅毒は皮膚科が専門診療科となりますから、皮膚科を受診することです。
皮膚科専門医は、IgM-FTA-absのことを正しく理解していますから問題なく受けることが出来ます。
【ご注意】
普通のFTA-absは、IgG-FTA-absで、IgM-FTA-abs検査ではありませんので、早く感染を知りたいときには必ずIgM-FTA-abs検査を受けたいと医師にはっきりといって受けてください。
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