血液の鉄人の理解しやすく役立つ臨床検査の部屋 Headline Animator

2013年10月15日火曜日

臨床検査の極端値とは

【極端値の定義】

稀にしか見られない検査値で、統計学的には0.5~1.0パーセントタイル値以下、および99.0~99.5パーセントタイル値以以上とされています。

【極端値が起きる原因】

1.検体採取条件などのに起因する場合

2.分析前誤差などのに起因する場合

3.検査過誤などのに起因する場合


【極端値に対する対応】

再度の検査や、再度採血をし直し検査を行うなど、検査データの統計的処理で解決可能となります。

【極端値の解釈】

極端値の中には、患者の生命が危ぶまれるパニック値も含まれていますが、極端値を呈する患者が,必ずしも生命が危ぶまれるほど危険な状態にあるとは限りません。

また、検査項目によってもこれは言えることです。

※パニック値について、次回解説いたします※

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