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2026年7月19日日曜日

糖尿病アラカルト-1.あなたは本当に「大丈夫」?忍び寄る「国民病」の正体ー

 


おはようございます。

今回から糖尿病に付いてお話していきますので、お付き合い下さい。

「糖尿病なんて、太っている人がなるものでしょう?」

もしそう思っているなら、少しだけ立ち止まってください。

実は今、日本で起きているのは「見た目ではわからない」糖尿病の拡大です。


1. 数字で見る現実:日本人の「5〜6人に1人」の衝撃

最新の推計では、糖尿病が強く疑われる人は約1,100万人、「予備軍」を含めると約2,250万人にのぼります。

これは日本の成人の約5〜6人に1人が、すでに糖尿病の境界線上にいることを意味し、特に男性では「50代の4人に1人」・「50代女性で約17人に1人」が強く疑われる層に該当しており、もはや特別な病気ではなく、誰の隣にあってもおかしくない「国民病」なのです。


2. そもそも、糖尿病ってどんな状態?

私たちの体は、食事から摂った糖分をエネルギーに変えて生きています。その交通整理を担うのが、膵臓(すいぞう)から出るホルモン「インスリン」です。

・インスリンの役割: 血液中の糖を細胞に取り込み、血糖値を下げる。

・糖尿病の状態: インスリンが足りなかったり(分泌不全)、効きが悪くなったり(抵抗性)して、血液中に糖が溢れかえってしまう状態。


3. 日本人に多いのはどっち? 2つのタイプ

糖尿病には大きく分けて2つの種類がありますが、日本人の約9割以上は「2型」です。

◎1型糖尿病:インスリンを作る細胞が壊れる・・自己免疫疾患など(生活習慣は無関係)

◎2型糖尿病:インスリンの出や効きが悪くなる・・遺伝的体質 + 過食・運動不足・ストレス


【コラム】日本人は「太っていなくても」危ない?

欧米人に比べ、アジア人はもともとインスリンを出す能力が低いという疫学的な特徴がありそのため、BMI(肥満度)が標準的でも、内臓脂肪が少し増えただけで糖尿病を発症するケースが非常に多いのです。


4. 恐ろしいのは「自覚症状のなさ」

糖尿病の最大の罠は、「痛くも痒くもない」ことです。

◎初期: ほぼ無症状。

◎進行期: のどの渇き、頻尿、急激な体重減少、疲れやすさ。

多くの人が「症状が出てから病院へ行けばいい」と考えがちですが、症状が出る頃には血管へのダメージがかなり進んでいることも少なくありません。

特に、空腹時の検査では見つからない「隠れ糖尿病(食後高血糖)」が、心血管疾患のリスクを高めることが最新の研究でも重視されています。


5. まとめ:まずは「自分の現状」を知ることから

糖尿病は一度発症すると完治は難しいとされますが、「早期発見・早期コントロール」ができれば、健康な人と変わらない生活を送ることが可能です。

次回の「糖尿病アラカルト」では、放置するとどうなるのか?誰もが恐れる「3大合併症」の真実について詳しく解説します。


【今回のチェックポイント】

[ ] 健康診断の「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」の数値を確認したことがありますか?

[ ] 家族に糖尿病の人がいますか?

[ ] 「自分は太っていないから安心」と思い込んでいませんか?


【参考資料】

『糖尿病 | 生活習慣病の調査・統計 生活習慣病予防協会』

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