血液の鉄人の理解しやすく役立つ臨床検査の部屋 Headline Animator

2022年9月11日日曜日

帯状疱疹-4.帯状疱疹の治療-

 帯状疱疹は抗ウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビル)の全身投与を出来るだけ早期(発疹が出てから3日以内に飲みはじめるとよい)に開始することが大切です。 


重症なものは、入院して抗ウイルス薬(アシクロビル、ビダラビン)の点滴静注が必要です。


抗ウイルス薬の塗り薬は、ごく軽症の場合や、すでにウイルスの活性化が抑えられている場合に使われます。


これは皮膚の表面でウイルスが増えるのを抑える効果が期待できます。


また痛みの激しいときには、痛み止めでの治療が行われます。


夜も眠れないほどの強い痛みが続く場合には、ペインクリニックなどで神経ブロックと呼ばれる治療が行われることもあります。


※神経ブロックは神経の近くに局所麻酔薬を注入して、神経の伝達をブロックする方法です※

2022年9月4日日曜日

帯状疱疹-3.帯状疱疹の症状-

 一般的に体の右側、または左側どちらか一方に出るのが特徴で、痛みを伴う皮膚症状が3週間ほど継続します。 


顔面、特に目の周りに出現することもあります。


特に目の周りに現れたものは「眼部帯状疱疹」とよばれ、特に注意が必要で、発症初期から結膜炎や角膜炎などが起こることもあります。


症状としてはまずピリピリ、チクチク、ズキズキといった神経痛が出て、1週間程度で痛みがある部分に赤い斑点が見られるようになります。


発疹は、その後小さな水ぶくれに変化し水ぶくれは最初数ミリくらいの小さなものが数個みられるだけですが、次第に数を増していきます。


新しいものと古いものが混在し、帯状に分布します。


このように水ぶくれが帯状に集まって生じることから、「帯状疱疹」と呼ばれる由縁です。


水ぶくれは、血液を含んだ黒ずんだ色になることや膿がたまることもあり、水ぶくれや膿は1週間ほどで破れ、その後かさぶたとなり、皮膚症状は3週間前後で治まりますが、色素沈着や傷跡が残る場合もあります。


皮膚症状が治癒した後も痛みが残ることがあり、これは帯状疱疹後神経痛(Postherpetic Neuralgia:PHN)と呼ばれる合併症で、帯状疱疹の後に一定の頻度で発症してしまいます。