一般的に体の右側、または左側どちらか一方に出るのが特徴で、痛みを伴う皮膚症状が3週間ほど継続します。
顔面、特に目の周りに出現することもあります。
特に目の周りに現れたものは「眼部帯状疱疹」とよばれ、特に注意が必要で、発症初期から結膜炎や角膜炎などが起こることもあります。
症状としてはまずピリピリ、チクチク、ズキズキといった神経痛が出て、1週間程度で痛みがある部分に赤い斑点が見られるようになります。
発疹は、その後小さな水ぶくれに変化し水ぶくれは最初数ミリくらいの小さなものが数個みられるだけですが、次第に数を増していきます。
新しいものと古いものが混在し、帯状に分布します。
このように水ぶくれが帯状に集まって生じることから、「帯状疱疹」と呼ばれる由縁です。
水ぶくれは、血液を含んだ黒ずんだ色になることや膿がたまることもあり、水ぶくれや膿は1週間ほどで破れ、その後かさぶたとなり、皮膚症状は3週間前後で治まりますが、色素沈着や傷跡が残る場合もあります。
皮膚症状が治癒した後も痛みが残ることがあり、これは帯状疱疹後神経痛(Postherpetic Neuralgia:PHN)と呼ばれる合併症で、帯状疱疹の後に一定の頻度で発症してしまいます。
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