1. 若年層の罹患率が20年で「倍増」している
かつて口腔がんは「中年以降の男性、飲酒・喫煙習慣がある人」の病気というイメージがありましたが、この20年間で口腔がん患者に占める若年層の割合は8.0%から15.8%へと約2倍に増加しています。
※口の中にできたがんのことを、総じて口腔がんといいますが、舌がんとは一般的に、舌の舌の両脇の部分や裏側の粘膜にできることが多く、舌の先端や中央部分ではあまりみられません※
2. 最大の要因は現代人特有の「狭い歯並び」
お酒やタバコを嗜まない若者にがんが増えている背景として、**「物理的刺激」**が指摘されています。
噛む回数の減少などにより現代人の歯並びが小さく狭くなったことで、舌に常に歯が当たり続け、その持続的な刺激ががんを引き起こす「引き金」となっている可能性が高い(原因歯が特定できるケースが約90%という報告もあり)と考えられています。
3. 「口内炎」との決定的な見分け方
単なる口内炎と舌がんには、医学的に明確な違いがあります。
期間: 口内炎は2〜3週間前後で治りますが、舌がんは1〜2ヶ月経っても治りません。
しこり: 舌がんの場合、患部に**「固いしこり」**を伴うのが大きな特徴です。
痛み: 口内炎は強い痛みがありますが、初期の舌がんは自覚症状(痛み)が少ないため、放置されやすい傾向にあります。
4. がんができやすい場所を知る
舌がんは**「舌の両脇」**にできることが多く、先端や中央にはあまり見られません。
自分でも鏡で確認できますが、舌の裏側など見えにくい場所にできることもあるため、「ただれ」「動かしにくさ」「しびれ」などの違和感に注意が必要です。
5. 予防の鍵は「刺激の除去」と「早期受診」
歯が常に舌に当たって痛い場合は、歯の形を整えたり矯正したりして、刺激を取り除くことが有効な予防策となります。
もしも「同じ場所に何度も口内炎ができる」「2週間以上治らない」といった症状があれば、放置せず専門の**「口腔外科」や「耳鼻咽喉科」**を受診することが推奨されています。
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