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2022年7月31日日曜日

新型コロナウイルス-65.ケンタウロス-

 新型コロナウイルスのケンタウロスとは、新型コロナウイルスのオミクロン株の一種"BA.2.75"のことです


 新型コロナウイルスのオミクロン株の一種"BA.2.75"がインドを中心に増えています。


"BA.2.75"は2022年6月2日世界で初めてインドで確認されています。


世界の多くの地域では日本でもほぼ置き換わったオミクロン株の"BA.5"が主流で、"BA.2.75"の感染力や感染した場合に重症化しやすいかなどは現時点でははっきり分かっていません。


"BA.2.75"は、日本国内で2022年6月まで感染の中心となっていたオミクロン株の"BA.2"系統の変異ウイルスです。


欧州疾病予防管理センター(European Centre for Disease Prevention and Control:OEDC)"BA.2.75"を「注目すべき変異株=VOI」に位置づけていますが、7月15日の報告では、感染力や免疫への影響、感染した場合の重症度はまだはっきりとはしていませんが、"BA.2"や"BA.5"よりも強い可能性はある程度想定されています。


"BA.2.75"は"BA.2"と"BA.5"の両方の特徴を持っていることから、ギリシャ神話に登場する上半身は人、下半身は馬の怪物、「ケンタウロス」と呼ばれています。


ケンタウロスという呼び方は世界保健機関が正式に命名したものではなく、研究者たちの間やSNS等で使用されるうちに普及した名称です。


日本だけでなく世界的に"BA.2.75"はケンタウロスと呼ばれていますが、名付け親は不明です。


"BA.2.75"は日本国内では、2022年7月時点で東京都や大阪府、神戸市ですでに確認されています。

以下に参考サイトを紹介しておきます。

『新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株BA.2.75系統について』


2022年7月24日日曜日

帯状疱疹-2.帯状疱疹ウイルスとは-

 帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスの"水痘・帯状疱疹ウイルス"が引き起こす病気です。 


水ぼうそうになると、治った後もウイルスは症状を出さない状態で体内に潜み続けていることから、水ぼうそうになったことのある人なら、ウイルスが体内に潜み続けているため、帯状疱疹になる可能性があります。


初感染後の"水痘・帯状疱疹ウイルス"は、脊髄後根神経節に潜伏感染し宿主は長期間、無症状に過ごすし、加齢・過労・ストレスによって活動して帯状疱疹を引き起こします。


"水痘・帯状疱疹ウイルス"の保有者であれば誰でも帯状疱疹になる可能性があります。


日本人の殆どは幼少期に水ぼうそうに罹患しているため、日本の成人の90%以上の人がこのウイルスを保有しています。


活性化した"水痘・帯状疱疹ウイルス"は、潜伏している神経細胞の奥から体内の神経を経由して体表に出てこようとすることからまず神経が痛み(神経の炎症)、その皮膚の炎症が発症するという順序で帯状疱疹は進行します。


1度目の発症を水ぼうそう(水痘)と呼び、2度目の発症を帯状疱疹と呼びます。


帯状疱疹は1度発症すると、"水痘・帯状疱疹ウイルス"に対する強い抗体ができますので、再発することはほとんどありませんが、中には数年後に再発することもあります。


この原因は、免疫力の低下と関係があります。


帯状疱疹は、他の人に帯状疱疹として感染ことはありません。 


帯状疱疹の患者から、水ぼうそうにかかったことのない乳幼児などに、水ぼうそうとして感染することがあります。