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2023年8月13日日曜日

医学豆知識-9.全治と完治の違いとは-

全治・寛解・転移・再発など一般的に理解しにくい医学用語について解説させていただきます。 


【全治】


病気やけがが治療がもう必要がないまでに直ること。


【完治】


文字の通り、病気やケガが完全に治ること


【治癒】


治療によって「治癒した」というのは、治療がうまくいき、肉眼で確認できたり、組織の断面図などを確認した限り病気を治すことができた、うまく癌を取りきれたなどという時に「治癒」と言います。


【寛解】


症状の一時的な緩和、もしくは消えている状態のことを指します。


「病気の症状が一時的に軽くなったり,消えたりした状態です。このまま再発しないで,完全に治る可能性もあります。


寛解したあと、抑えられていた症状が悪化することを『再燃』といいます。


【臨床的寛解】


関節の痛みや腫れがなく、炎症がない状態。

※DAS28、SDAI、CDAIなどによる疾患活動性の評価を行って判断※


【構造的寛解】 

新たな骨破壊が見当たらず、関節破壊の進行が抑えられている状態。

※X線撮影などの画像診断て゛判断※


 【機能的寛解】

生活機能が改善している状態(衣服の着脱、食事、歩行、などの日常生活に不自由がない状態)。


【完全寛解】


治療の結果、がんによる症状や検査での異常が見られなくなり、正常な機能が回復した状態のこと。


【再発】


完治したあとに同じ病気に罹ってしまうことを『再発』といいます。


【増悪】


"ぞうお"とは読まずに"ぞうあく"と読みます。


病状がますます悪くなることです。


一時的に良くなった状態からまた悪くなることを『再発』『再燃』と言いますが,『増悪』はもともと悪かった状態がもっと悪くなることです」


【転移】


骨や肺など,はじめにがんができた乳房から離れた別の場所にがんが出てくることを「転移」あるいは「遠隔転移」といいます。




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