バラ科の果物や豆乳、植物性ミルクを口にして違和感を覚えたことはありませんか?
「もしかして自分も……?」と不安になった方へ。
最終回となる今回は、モヤモヤを解消して自分を守るための**「アレルギー検査」**について、わかりやすく解説します。
1. 診断の決め手は「あなたの体験談」
意外かもしれませんが、アレルギー診断で最も大切なのは血液検査の結果よりも、医師による**「問診(カウンセリング)」**です。
検査数値だけでは「本当にその食べ物が原因か」を断定できないことが多いため、以下のポイントをメモして受診すると診断がぐっとスムーズになります。
1)何を食べた(飲んだ)ときか?(例:生のリンゴ、豆乳、アーモンドなど)
2)どんな症状が出たか?(例:口のピリピリ、喉のイガイガ、腹痛、じんましんなど)
3)食べてから何分後に出たか?(PFASの場合は通常5〜15分以内です)
4)加熱したものは大丈夫か?(例:生はダメだけど、アップルパイやジャムなら平気、など)
2. 体質を数値で知る「血液検査」
血液中の**「IgE抗体」**(アレルギー反応を引き起こす物質)の量を調べる、最も一般的な検査です。
◎ 基本の検査
「シラカンバ」「ハンノキ」「イネ科」「大豆」などの項目を調べ、アレルギーの出やすさを「クラス0〜6」の数値で評価します。
◎ 一歩踏み込んだ「コンポーネント検査」
最近では、特定のタンパク質成分をピンポイントで特定できるようになりました。
例:大豆の「Gly m 4(グライ・エム・フォー)」
これを調べることで、「豆乳を飲んだときに重症化しやすいかどうか」をより正確に判断できます。
これが陽性なら、シラカンバ花粉症に関連した**「豆乳アレルギー(PFAS)」**の可能性が極めて高いと判断できます。
3. 皮膚でダイレクトに確認「プリックテスト」
血液検査で判断しにくい場合や、より確実な証拠がほしいときに行われる検査です。
1)のせる: 腕の皮膚にアレルギーの原因となるエキスを少量おきます。
2)つつく: 専用の針で皮膚をごく浅くつついて、成分をなじませます(痛みはほとんどありません)。
3)判定: 15分後、皮膚がぷっくり赤く腫れるかどうかを確認します。
★ここがポイント!
果物アレルギーの場合、市販のエキスよりも「本物の果実」に針を刺してから皮膚を刺す**「プリック・トゥ・プリック・テスト」**が、最も診断の精度が高いと言われています。
4. 何科に行けばいいの?
「PFASかも?」と思ったら、以下の診療科が目安になります。
・耳鼻咽喉科: 花粉症の治療とセットで相談したいとき
・アレルギー科: 全身の症状や、より専門的な検査を希望するとき
・皮膚科: じんましんなどの肌トラブルが目立つとき
※まとめ:自分の「タイプ」を知れば怖くない※
アレルギーは、正しく知ることで過度に怖がる必要がなくなります。
「大好きな果物を一生食べてはいけないの?」と落ち込む必要はありません。
専門医と一緒に**「加熱すれば大丈夫なのか」「どの種類なら食べられるのか」**を整理していき自分の体の「取扱説明書」を手に入れることで、食事をもっと安心して楽しめるようになりますよ。
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