2021年5月12日、横浜市立大学の研究グループがファイザー製ワクチンを接種した医療従事者105人を対象に感染予防に役立つ中和抗体がどの程度作られているか調査した結果を発表しました。
2回接種では変異株別に見ると、
・イギリス株は94%
・南アフリカ株は90%
・ブラジル株は94%
・インド株は97%
・カリフォルニア株は97%
・ニューヨーク株は98%、
・E484K変異のある由来不明株は97%
・従来株は99%
の人に感染予防効果が期待できる量の中和抗体が確認されたということです。
このことは、2回のワクチン接種で90%以上の人に感染予防効果のある中和抗体が確認されたことになります。
1回接種では中和抗体の出来る割合は、平均で57%と低くなります。
この調査結果は調査対象者が100人と少ないことから、確定的に事は言えないと思いますが、取り敢えず感染予防効果があることが明らかになったことは明るい道がひらけそうです。
今後調査対象を増やしてさらなる分析が必要となります。