2021年1年間の梅毒患者数 7873人。
2022年1年間の梅毒患者数 12966人で2021年の1.65倍。
2023年8月13日まで 9213人で2021年1年間の患者数を超え、このまま流行すが続くと2022年の患者数を遥かに超えてしまいます。
感染者の男女の比率は、およそ7対3、年代別では20~50代の男性、20代の女性の感染者数が多く、30代以降は男性が多いものの、10代20代では女性が上回っています。
このように女性の感染者が多いことから先天性梅毒が危惧されています。
【感染対策の重要性】
予防にはコンドームの使用をと呼びかけられていますが、梅毒トレポネーマはHIVのようにコンドームによる予防効果は高くないので過信は禁物です。
梅毒トレポネーマは、性交渉やオーラルセックスで簡単に感染します。
感染部位と粘膜や皮膚が直接接触することで感染しますから、いくらコンドームを正しく気使用しても、コンドームに覆われていない箇所に傷やタダレがあれば感染してしまいます。
予防のためにはコンドームの使用が進められますが、100%予防が出来ないことを念頭に置いておいて下さい。
梅毒は抗生物質で完治しますから、不安な行為をしてしまったときには適切な時期に梅毒検査を受けて早く治療することが大切です。
早期に発見し早期に治療を開始すればするほど早く完治します。