⑩ビリルビン検査
ビリルビンとは、赤血球のヘモグロビンが壊れたときに出来る黄色い色素のことで、検査には直接ビリルビンと総ビリルビンの2種類があります。
直接ビリルビンは、肝臓で処理後のビリルビンで、総ビリルビンは肝臓で処理される前後を合わせたビリルビンのことです。
ビリルビン検査は、黄疸の確認や肝機能などの異常を調べる検査のひとつです。
血液中のビリルビンの量が増加すると、身体が黄色くなりいわゆる黄疸になります。
日本人の場合肌が黄色ですから白人に比べて黄疸の判定がしにくいですが、眼の白眼の部分が黄色くなりますから、黄疸の判定は眼の白眼部分で行います。
基準値
総ビリルビン:0.2~1.1mg/dl
直接ビリルビン:0.1~0.5mg/dl
1.基準値より高い場合
溶血性黄疸、肝細胞性黄疸、肝内胆汁うっ滞、体質性黄疸、肝外胆汁うっ滞などの疑いがあります。
2.基準値より低い場合
鉄欠乏性貧血などの疑いがあります。
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