③GOT(AST)・GPT(ALT)と肝疾患の関係について
1.急性肝炎の場合、一般的に値がもっともひどい時期ではGOT>GPT、回復期はGOT<GPTとなります。
また、急性肝炎の場合、肝細胞が多く壊されるため、GOTやGPTの値が500以上を示すことがあります。
2.慢性肝炎の場合、一般的に値はGOT>GPTとなりますが、活動期ではGOT<GPTとなります。
3.肝硬変・肝がんの場合、一般的にGOT>GPTとなります。
4.脂肪肝の場合、アルコール性ではGOT>GPTとなり、過食などによるものの場合GOT<GPTとなります。
慢性肝炎や脂肪肝、肝硬変の場合、状態にもよりますがGOTやGPTが100以下や100前後の軽度増加の場合が多い傾向が見られます。
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