非アルコール性脂肪性肝疾患(nonalcoholic fatty liver disease: NAFLD)とは、アルコールを多量に飲まない人でも、肝臓に脂肪が蓄積する病気です。
主な原因は、肥満、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病や、遺伝的要因などが考えられています。
NAFLDは、初期には自覚症状がないことが多いですが、進行すると肝炎、肝硬変、肝がんなどに進行する可能性もあります。
NAFLDの診断には、血液検査、腹部超音波検査、CT検査、MRI検査などが行われます。
治療は、食事療法、運動療法、薬物療法などが行われます。
NAFLDは良性の経過をたどる単純性脂肪肝と、肝硬変や肝癌に進行する可能性がある非アルコール性脂肪肝炎 (nonalcoholic steatohepatitis: NASH)に分かれます。
わが国にはNAFLDが約1,000万人、NASHが約100~200万人いると推定されます。
【参考資料】
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