尿検査は、排泄された尿で検査を行います。
一般的には「検尿」と呼ばれ、体調が悪く受診した時の検査や健康診断の際にも実施されます。
尿は、血液中の人体に有害な物や新陳代謝の老廃物などを体外へ捨てるために腎臓で濾過されて作り出されます。
普段、何気なく排泄している尿は一種の生理現象としての認識しかありませんが、尿を調べることはその人の健康状態を確かめる大切な検査のひとつです。
健康な人では、1日に約1500ml前後の尿を排泄しますが、身体の調子が悪ければ、尿にもその異常が表れます。
例を上げれば、尿に血が混じったり、ニオイがいつもと違ったり、排尿時に痛みを伴うなど、さまざまな症状が現れます。
尿検査では、以下の項目を調べます。
1.尿の色調と比重
2.pH
3.タンパク質
4.糖
5.ウロビリノーゲン
6.結石の有無
7.尿路感染の病原体
8.妊娠テスト
9.赤血球・白血球の有無
10.薬物
次回からそれぞれの検査項目について詳細に紹介していきます。
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