2023年の梅毒患者報告数は、感染症法に基づく調査が始まって以来、最も多い13226人でした。
その中でも梅毒トレポネーマに感染しても、梅毒特有の症状を引き起こさない無症候梅毒が多く存在しています。
その数を紹介しますと、
2023年の梅毒患者報告数は、感染症法に基づく調査が始まって以来、最も多い13226人でした。
その中でも梅毒トレポネーマに感染しても、梅毒特有の症状を引き起こさない無症候梅毒が多く存在しています。
その数を紹介しますと、
HIVの検査は、感度の高いスクリーニング検査を実施て、陽性となれば特異度の高い確認検査で真の陽性化、偽陽性を調べます。
ご存知のように確認検査には、ウェスタンブロット法を使用していましたが、現在ではウェスタンブロット法は使用されていません。
その理由としては、
1.高感度なスクリーニング法が採用されたことにより、ウエスタンブロット法の感度が追いつかなくなりスクリーニング検査 で陽性の感染初期検体がウエスタンブロット法で陰性または判定保留になってしまう。
2.HIV-1 RNA定量法であるアンプリコアHIV-1モニターv1.5が、 2002(平成14)年度からは確認検査にも保険適応できるようになった。
これまではアンプリコアHIV-1モニターv1.5はHIV-1 RNA定量法としてHIV感染者の経過観察のみの適応でした。
2020年9月に保険収載された新しいHIV-1/HIV-2抗体確認検査法は「Geenius:ジーニアス」です。
【Geenius HIV 1/2キットについて】
・ 抗HIV-1抗体、抗HIV-2抗体の有無を、イムノクロマト法(IC法)を利用した検査。
【検査法】
・ 検体として血清・血漿(5μL)または全血(15μL)を使用可能。
・ 30分以内で結果判定可能。
・目での判定も可能ですが、 Geeniusリーダー、PC用ソフトウェアとコントロール試薬により、自動解析、結果の電子的保存、精度管理が可能。
※ スクリーニング検査陽性検体の確認検査用としてのみ使用可能※
【参考資料】
『Geenius HIV 1/2 キット(Geenius:HIV 1/2 Confirmatory Assay) 』
2023年11月下旬頃から徐々に感染者が増え始めてきましたが、1医療機関あたりの患者数は12月の最終週で5.79人でしたが、年が改まり1月になると感染者が一気に増加し1月14日は8.961月21日は12.23人、直近の1月28日時点では14.93人になっています。
感染者増加の理由としては、以下のことが考えられています。
1.気温の低下
呼吸器の感染症は、気温が下がると感染が広がる傾向があります。室内に籠もりがちになり、換気もしないということが要因の一つとして考えられます。
2.ウイルスの変異
2023年12月に日本で多かったのは、XBB系統の「EG.5」というタイプでしたが、1月に入ると、BA2.86系統の「JN.1」が多くなったことでしょう。
1月25日に東京都が公表したデータによると、調査した検体の55.6%がJN.1でした。
JN.1は、EG.5とJN.1は、感染したりワクチンを接種したりして獲得した免疫から逃れる傾向にあると言われています。加えてJN.1は、EG.5よりも感染力がやや強いのではないかと考えられています。
今のところ、重症者が増えたという報告はありません。高熱が出るインフルエンザの方が、症状が重くなるという印象です。
※※感染予防対策を!!※※
1.接触感染を防ぐため、こまめに手洗い
2.可能な限り"密"を避ける。
3.マスクをする。
2,3ともに 飛ひ沫まつ によって感染が広がることから、人混みが激しい"密"の場所に行く場合は、マスクを着用が必要となります。
4.部屋の換気を行う。
この時期気温が低いので難しいかもしれませんが、30分に1回程度、部屋の窓を開けて換気をすることにより感染するリスクを下げることにつながります。
5.インフルエンザワクチンを打っていない人は、今からでも接種を検討するとよいと思います。
感染した場合の対応
自宅で様子をみて、症状が重い場合は医療機関を受診することです。
「人に感染させない」ことが大切です。
特に高齢者や、糖尿病や高血圧といった基礎疾患がある人はすぐ、主治医に相談してください。
今後大流行の可能性は?
今後も、インフルエンザも新型コロナも感染拡大は続くと考えられいますが、新型コロナに関しては、大きな流行は発生しないと考えられています。
大流行しないという理由とは?
欧米では202年12月の時点でJN.1の流行は確かに発生していましたが、重症者が多く出たり医療機関が 逼ひっ迫ぱく したりしているという状況は報告されていません。
現在感染者の数は減ってきている欧米の状況から考えると、日本国内においても医療機関が感染者であふれるような状況にはならず、2月に感染のピークを迎えるその後落ち着いてくると考えられています。
しかし、気を抜かずに各人が予防対策をして損はないでしょう!!
一昔前までの梅毒患者男性同性愛者に多く見られていましたが、近年の届出の推定感染経路の大半は異性間性的接触と変化してきています。
2023年第1~39週診断例のうち, 異性間性的接触と記載された症例は男性の66%(4783/7254例)、女性の82%(3302/4005例)と大きく変化してきています。
また年齢層に関しては, 男性症例は20~40代,、女性症例は20代に多い状況が継続して続いています。
更に男性症例の40%(2910/7254例)に性風俗産業の利用歴,、女性症例40%(1588/4005例)に従事歴があることが報告されこれは2023年と同様の高い水準となっています。
20代を中心とした女性症例の増加によって妊婦の感染が増加し、この結果先天梅毒の増加が懸念されています。
2019年の妊婦の梅毒患者数は208例(女性症例の9%)でしたが、2021年には微減し188例(7%)となっていました。
先天梅毒届出数は2018~2022年には20例前後で推移していましたが、2023年9月ではすでに32例と急増しています。
妊婦梅毒患者の70%以上を無症候者であったことから、梅毒トレポネーマに感染していても気づかない妊婦が多く存在していると推測されています。
このことから妊娠前期と後期における梅毒検査は極めて重要となっています。
※※妊娠前記の検査で陰性、後期の検査で梅毒と診断された症例もあります※※
中国保健当局は、新型コロナウイルスの新変異株「JN.1」の感染例が中国で出ており、増加傾向にあると発表していますが、その詳細は依然として不明です。
JN.1は米国やインドなど各国で急速に感染が拡大し、世界保健機関(WHO)が先週「注目すべき変異株(VOI)」に指定しています。
一応現行のワクチンで予防効果が得られるとされていますが、回避機能もあるとも言われています。
中国当局は年末年始や2024年2月の春節(旧正月)の大型連休で人の移動が多くなり、コロナ感染の増加が予想されるとして、マスク着用や手洗いなどの感染対策を励行するよう呼びかけています。
中国疾病予防コントロールセンターの担当者は記者会見で、JN.1は海外で感染が急速に広がり、流行の中心となっていると指摘し、中国のコロナ感染状況は「低いレベルだ」としながらも、JN.1が増加しており、国内の主流となる可能性があるとも不可解な説明をシています。
JN.1はオミクロン株派生型の系統が変異したウイルスで、感染力が強いとされることからさらなる流行が懸念されています。
JN.1株はこれまでの従来株よりも重症化しやすいウイルスである証拠は今のところありません。
しかし、今後の流行によって変化する可能性も否定できません。
参考資料
↓
WHO「Initial Risk Evaluation of JN.1, 19 December 2023」
※英文ですが、AIのBardなどで翻訳可能です※
参考ニュース
↓
※4分経過のところから JN.1に関してのニースです※
※ニュース最前線 香港は大紀元によるものでたいへん信頼の置けるニュースを配信しています※
大紀元については以下を参照してください。
↓
2023年1年間に全国から報告された性感染症の梅毒患者数は、速報値で14906人に上ったことが、国立感染症研究所のまとめで判明しました。
現在の方法で統計を取り始めて以来、過去最多となったことになります。
これで患者数は3年連続で過去最多を更新したことになります。
梅毒は身近な病気になったと言わざるを得ません。
大都市圏ほど患者数が多く報告されていますが、これは検査を受ける人が多いからで、地方においてもまんべんなく患者数は増加してています。
梅毒は抗生物質で完治しますから、危険な行為をしてしまった時は必ず適切な時期に梅毒検査を受けることです。
いち早く感染を知りたいときにはIgM-FTA-absを受けることでず。
この検査については以下を参照して下さい。
↓
現在の梅毒流行の現状-12.梅毒トレポネーマ感染をいち早く知るには-
現在、海外で「JN.1」という新型コロナの変異ウイルスが猛威をふるっており、今年最多の感染者数を記録している国も見受けられます。
現在、JN.1の変異株が12か国で発生しています。
オミクロン HV.1 および JN.1 は、一部の人に舌に症状を引き起こす可能性があり、これは新型コロナウイルス舌と呼ばれます。
新型コロナウイルスはこれまで、アルファ株、デルタ株、オミクロン株などが流行してきました。
国内で現在流行しているのは、オミクロン株から派生したEG.5.1系統(通称エリス)です。
現在医療従事者が懸念しているのは、海外で流行している「JN.1」という変異ウイルスです。これは、BA.2.86(通称ピロラ)の子孫にあたります。
アメリカでは現在1週間で約20万人の感染者数が報告されており、入院患者数もじわじわ増えている状況です。今後、JN.1が急速に拡大すると予想されています
先行してJN.1が増えているのは、ヨーロッパです。フランスやイタリアでは、JN.1が優勢になった直後から入院患者数が急増しています。
JN.1は、感染性や免疫逃避能がこれまでの変異ウイルスよりも高いことが分かっています。
「免疫逃避」というのは、過去に感染して成立した免疫や、ワクチンによって獲得できる免疫が弱まるということです。
現在接種されているXBB.1.5対応ワクチンはエリスとピロラのいずれにも有効とされていますが、JN.1については効果が減弱する可能性があります。
【参考資料】
CDCは、JN.1が米国で大きな波及を引き起こす可能性があるか、例年のようなコロナの大流行を引き起こすかどうかはまだわかりませんが、新しいコロナウイルス感染症とJN.1に密接に注目しています。
現在、多くの国々では、JN.1の感染後により重篤な症状が生じるという証拠はありません。
【参考資料】
『新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株 BA.2.86系統について 第2報』
2023年12月18日、中国では、新型コロナウイルス・オミクロン変異JN.1型がハイスピードで蔓延していますが、この新しいJN.1型は、8月25日確認されていました。
従来のウィルスに比べて感染スピードが30%程度早いと見られており、ヨーロッパやアメリカでも増えている。
中国では、医療崩壊も起きており、死者数も多く火葬場が順番待ちの状況になっている状況で、肺炎、高熱、強い倦怠感、咳が止まらないなど気管支疾患で苦しむ患者が数多く見られています。
【参考資料】